退職して無職になりました
4月末で会社を辞めて、無職になりました。
各方面でお世話になった方々、ありがとうございました。
せっかくなので5月1日0時0分に無職になった旨をツイートしたら55いいねがつきました。
無職になったなう
— show (@surumegohan) 2018年4月30日
あ、これ、0時0分にツイートすると自分のタイムラインでは4月30日になってるけど、このツイートだけ選択すると5月1日扱いになってますね。
境界値の判断ロジックがどうなってるのでしょうか。試験したい。
この会社で得られたこと
今回の会社で得られたことはかなりあります。 ありすぎて困るのですが、ひとまず5つ。
1.Web業界でのBtoCビジネスでの働き方
SIerとWeb業界はまったく違うという話は聞いてはいましたが、本当にその通りでした。
もちろん世の中には会社がたくさんあるので、一概には言えませんが、僕の場合は本当に真逆でした。
大手SIerでBtoBでのビジネススタイルだと、半年程度から年単位で1つの大きなシステムを作ることになりがちでした。
逆に今回のようなWeb業界でBtoCだと いかに早く世の中に出すか が大きな意味をもっていました。
この違いを体験できたのは本当に大きいと思います。
2.データベースエンジニアとしての各種RDBの経験
MySQLを中心にRDBの経験が積めたのはとても良かったです。
他にもPostgreSQLでのバックアップ&リストア・リカバリの仕組みを見直したり、Oracle DBでのお金で殴らない方法などなど
存在すら知らなかったツールを試したり、試行錯誤させてくれたのはありがたかったです。
合わせて、AWS関係も実務で経験できました。
3.QAエンジニアとしての経験
データベースエンジニアとして入社して、QAエンジニアに転向することになりましたが、やってみたらとても良かった。かなり自分に向いてると思えました。
これはSIer時代にミッションクリティカルなシステムに関わる機会が大変多かったため、システムに対する品質意識が自然についていたんだなということが明らかになりました。
レビュー段階での課題点の指摘、各種試験工程での観点、非機能要件の試験などなどの経験が非常に活きました。
これは、異なる分野に転向しても経験って活きるんだなという自信にもつながりました。
先に記載した、システム開発にかける時間がまったく異なる企業文化の中で、どんな試験を、いかに効率よくやるかということを体験できたのはQAエンジニアとして大きいと思います。
その中で、そもそも不具合を作りこむ前にレビューで指摘して早めにつぶすという1つの解が得られました。
工程が早い段階で不具合をつぶすのは当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、経験値が少ないとそもそも不具合を設計時に気づけないので、そこを重視していく場合は、アーキテクチャ全体を見ながら考えるという視点が得られたのがとても大きいです。
一旦システムを納めたら はい、おしまい の世界ではなく、常にアップデートし続けるスタイルだったので、それも踏まえた上での課題点について常に考えることができたのは僕のいたSIerでは積めない経験になりました。
4.試験の自動化
主にSelenium、Appiumを使った試験の自動化をゴリゴリやりました。何万行書いたかな・・?
自動化は手探りな面も多く、自動化のコードのメンテナンス負担をどれだけ減らせるかという課題にひたすら向かい合えました。
自動化したコードはJenkinsやSlack等との連携もいろいろと試させてもらえたので技術的にはとても楽しかったです。
画像処理が絡む自動試験はOpenCVを使ってみたり、Android Studioでdllファイルを動かしたり、いろいろ試させてもらえました。
また、Selenium、Appiumは情報の更新がとても早いので、公式サイトはもちろん、Stack Overflowなどの英語サイトを毎日みてました。
むしろ日本語で調べたのはほとんどなかったので、ひとまず世の中の英語ドキュメントを仕事に活かせるという実体験が改めてできたのは自分でも大きかったです。
5.サービス提案しまくれた
僕はサービス志向なので、普段生活していたりすると
「これ、もっとこうしたら便利なのでは?」とか
「なんでこれ、こんなロジックなんだ?」とか
「AとBを組み合わせると新しいサービスができるかも」とか
もう、とにかくアイデアがでてきちゃう人なのですが、それらをまとめておいて、サービス企画を本職としている人に随時提案・相談できる環境がとても良かったです。
ビジネスにつながるかは別の話なのですが、大学の研究室時代の「百三(ひゃくみ)」という考え方のもと、 100個アイデアをだして、3個はいいものがでてくる を、実行し続けられたのは、とても楽しかったし、サービス企画本職の人が相手をしてくれる環境が良かった。
今後どうする
データベースエンジニア、QAエンジニア どちらも僕のキャリアではとても大きいものになりました。
今後もこれらの方向に進むのも考えてますが、現状ではスマートスピーカー(AIスピーカー)にドハマりしてるので、スマートスピーカーやIoT関連の仕事もしたいと考えています。
というのも、僕はもともと大学・大学院でセンサネットワークとかユビキタスとかを研究してきた人なので、現状のIoTまわりの流れはすごく興味深いです。
ともあれ、僕が働く1番の理由は学生時代から一貫して「ITで世の中をハッピーにしたい」なので、一般人の方々が「便利になった」「楽しくなった」と感じるような世の中を創ることができる道を進みます。