するめごはんのIT日記

主にITネタを書いていくのさ

Amazon Echoでduelした話をした裏話

ごきげんよう

昨日は
スマートスピーカーを遊びたおす会」
にて登壇してきました。

僕の講演資料も先ほどconnpassに公開しました。

kotodama.connpass.com

スライドへの直接リンクはこちら

duelSystem for Amazon Echo(Alexa) - Speaker Deck

デモ動画へのリンクはこちら 約6分

youtu.be

当日のツイートもまとめてもらっております。

※サムネは別のイベントの画像になっています

togetter.com

何を話したか

Amazon Echoでduelする

という無謀なタイトルでぶっこみました

イベント開催の発端

田中みそさん

twitter.com

と、最近仲良くさせていただいておりまして
「最近VUI界隈はLTのイベントは多いけど、しっかり話すイベントないよね」
と話してて、じゃあもう自分たちでやろうぜ と。

Google Homeは田中みそさん、僕はAmazon Echoをそれぞれ使ってなんかやろう!

となって、前回の「Google Homeを遊びたおす会」を他のスマートスピーカーも含めてやろうとなったことが発端です。

kotodama.connpass.com

イベント開催にあたって、前回IIJさんで開催した経緯もあり、会場まわりや進行は田中みそさん。
僕はドリンクスポンサー探しと、その調整をやってました。

サイバードさんありがとうございました。

なんでduelしたんだよ

結論:かっこいいから、好きだから、遊びたおしたいから なんですけども。

当初、まっったく別のことを話すつもりでした。

僕は今、イケメンとかショタとかとごにょごにょするスキルを作成中なのですが、自称腐女子の「ちょまどさん」、イケメンシリーズのサイバード社がご登壇になり、そこにあえてイケメンなりショタなりをぶちこんでも

遊びたおしてないな

と思い直した次第です。

じゃあ遊びたおすって何よ?

となって、前回の「Google Homeで遊びたおす会」が不参加だったので動画をみたところ、
みんなすげぇ遊びたおしてる

加えて今回のメイン登壇者は
Google Homeで操作することはやりつくした とおっしゃる田中みそさん
・本物のエヴァンジェリスト ちょまどさん
・子供向け勉強会やりたい! もっちゃんさん

というアグレッシブな強豪が20分の持ち時間でそろっていたのです。

そして、会場は300人収容なわけです。

平日に業務を切り上げて来てくれる方々、
会場を快く使わせていただいたIIJさん、
ドリンクスポンサーを快く受けてくださったサイバードさん

これだけの条件がそろってる中で、自分が一番できることは何か

僕がもっとも遊びたおすにはどうするか?
かつ、
開発者向けであるので、どう技術的な話も入れ込むか?

と、考えてたときに

遊びたおす?
→ 遊び?
→ 遊戯?
→ 遊〇王
→ duelするか かっこいいし

みたいなノリでduelすることにしました。

ぶっちゃけduelするのめっちゃ大変だった

いろいろ検討した結果、構成図はこんな感じになりました。

f:id:surumegohan:20180627124210p:plain

画面の用意

VUIで音声で対戦カードゲームしたいわけです。
かといって、声だけで自分の手札、場がどうなってるか把握するのは無理がある。

というわけで画面が必要になるわけです。

PCにつないでるモニタと、テレビを使っても2枚しかない。
しかもでかくて撮影しにくい。
インパクトはでるかもだけども。

仕方がない。
ラズパイにHDMIのモニタをつなげるか。3セット用意して

実はラズパイそのものを買うのは初でした。
センサー使ったアプリ作りたいし投資として悪くないと踏みました。

ソフトウェアの用意

技術的に、Amazon Echoに話しかけて声でduelするのってどうやったら実現できるんだ?

となるわけで、
バイスと通信するんだからIoTになるだろう。
→ AWSIoT使ったことないな。
→ この際やってみるか。

というわけで、AWSIoT関連について調査しました。
テレビやエアコンのリモコンとか声で制御なさっている方がちらほら見受けられる。

これでいけるんじゃないか?

と思って見切り発車しました。

途中で若干後悔する

完成までのモチベーション維持について、質疑応答をしましたが、実は途中で後悔しました・・w

技術的な課題はやっていくうちにできることが増えるので、大変楽しくなってきます。
僕はそういう人なんで、トライ&エラーはとても楽しくやってました。

Amazon Echoに「赤いドラゴンを召喚」と話しかけてAWSIoTを通じてラズパイで表示させた一発目は
お!
となったわけですが本気で設計した時につらぽよになる。

めっちゃ大変やん。。。みたいな。

予想はついてたのですが、特に大変だったところは
・デュ〇ルはハッピーパスフローチャートがひどいことになる。
・ガンガン割り込む上に、アニメだとカード伏せるタイミングが1秒もなくて他のセリフを言いながら伏せていたりする。
・攻撃を食らったら「実は〇〇を発動してた」とか後出しじゃんけんなことをする。
・声で操作するわけなので、こっそり伏せるとかやるのはどうなのか。

そして何より、画像がめちゃめちゃ増える。かけ算で無限に増える。
動的に画像が増えればいいのですが、僕にそれをやるまでの時間的コストと画力がなかった。

あ、これ、6月26日に間に合わなくなるやーつ・・・

となり、それは本末転倒なので、ある程度実装したら当日のデモ録画を乗り切るような実装にしてます。
ある意味、やらせ

しかも撮影すると1回の対戦に15分間もかかる。
通信がおそくてラグだらけになったりもする。

けどですね。

僕はデュ〇リストなわけで、イベント主催者なわけです。
完膚なきまでに技術の無駄遣いをして遊びたおし、会場のツイートで
「こいつやべぇ」
「めっちゃ遊びたおしてる」
と、流してもらわねばなりません。

とか考えてたら、なんかもう楽しくなって毎日変なテンションでした。

当日の話

なんとかかんとか、イベント当日までにシステムを作り、動画撮影をして、スライドを作り終えました。

で、当日は当日でやることがたくさんある。

会場の最寄り駅が飯田橋駅
しかしながら総武線が人身事故だか線路内立ち入りだかで遅延。

会場設営

会場設営はIIJさんの対応スタッフが増員かつすごくテキパキ動いてくれましたので感謝しかない。

PC接続確認

というわけで設営はおまかせしてPC接続を確認する。
HDMIがつながらない、音がでないー
から入り、
僕はレッツノートのユーザなのですが、他のマシンの方が動かなかったり、PCのバッテリーがなかったり。

なので、8GBのUSBメモリを持参しておいたので、そこに資料を入れてもらって、僕のPCで登壇してもらうことになりました。


このせいで、当日用意していたVジャンプ公式の遊戯王壁紙が、登壇一発目のもっちゃんさんの時に映ってしまって
デュエリストきたー!」
みたいな濡れ衣を、もっちゃんさんが受けることになりました・・・w

大阪とリモート接続確認

東京組の確認が終わったら、大阪から東京にリモート会議モードでLTをする がおまるさん と接続確認。

この時点ではうまく行ってたけれど、本番だとネットワーク負荷もあり、大阪から東京への画面と声は伝わるけど東京から大阪へは伝わらなくなる。
声も一部とぎれとぎれ。

なので、あれは大阪でがおまるさんが独り言状態でしゃべってもらって
裏でTwitterのDMを使って
「音が途切れるのでゆっくりしゃべってください」
とかやってました。

動画配信確認

これはスマボスさんに丸投げしてしまったのですが、動画配信といえばスマボスさん。

IIJさんの開場には結構いい感じの設備があって、スマボスさんが使いこなしてくれました。

圧倒的感謝。

発表

発表は動画やスライドもあるので詳しくは書かないですけども。

「お客様の中にデュエリストの方はいらっしゃいませんかー!」

から入った人は僕くらいしかいないと思ってます。 なお、挙手してくれた2名の方、ありがとうございました。

20分構成だったので、
・自己紹介と今まで作ってきたスマートスピーカーのアプリの話
・今回のデュ〇ルシステムの構成
・6分に編集した動画  ・システムを作った時の設計や苦労話を技術的に話す

という流れでやりました。

質疑想定してなかったのですが、3名ほど質問をしていただけたので、
真面目に、かつ、ふざけられるところは少しふざけて対応しました。

で、その後は休憩時間になるので、ちょまどさんがやってきてPC接続確認。

その際にMSのエヴァンジェリストにプレゼンを褒めてもらうという大変光栄なことが起きました。
ありがてぇありがてぇ。。

それと、下手したら日本にいないほどのご多忙のちょまどさんに
「ワタシハ スマートスピーカー チョットデキル」
のTシャツを差し上げました。

2回も登壇なさってるし、明らかにチョットデキル。

僕以降の登壇者も
「デュ〇ルじゃないんですけどもー・・こうなりましてー」
みたいな話をさせてしまったのはちょっと申し訳なかった。

特にちょまどさんには
「私、デュ〇ルとかそんな動画とかシナリオとか全然用意してなくてーー、でもがんばったから驚いてくださいー!!」
と、地団駄を踏ませてしまう。

かわいいとのツイートがあふれたのでいいか・・

発表したけど「遊びたおしてる」と認識してもらえたか

認識してもらえたみたいです。
良かった。

ドリンク担当

懇親会は20時半ごろスタートを予定してました。
20時20分ごろ、僕の携帯電話に業者さんから電話がきて、
「あと15分後くらいに着きます、駐車場ありますよね。会場は何回でどの棟ですか?」
とのやりとりを、イベント会場から離れて業者さんと電話やり取り

懇親会スタートに数分遅れてドリンクがやってきたので、IIJのスタッフさんたちと机に配置

で、ビールは売れ行きがよかったけど、発泡酒は残るという流れになる。

何度か持って帰ってほしい旨をTwitterなり、会場アナウンスしたりしたけど、結構残ってしまった。

なので、IIJさんに寄与。
さすがに多すぎたんですけど、なんとかしてくれるとのことで感謝しかない。

二次会

一部の登壇者とスタッフが集まって、予約していた二次会会場でわいわいしました。

スマートスピーカーのイツメンが多かったのですが、会場となるIIJの方もいらしてくれました。

技術的な話をしたり、今後何やっていくかみたいな話をしたり、次はいつイベントやろうかとか話したり。

終わってみて

ここ3週間くらい、すーごい大変だった。
けど、すーごい充実してました。

スマートスピーカー界隈のみなさん、
スポンサーの企業の方々、
みなさんとても親切で、アクティブに動いてくれました。

本当にやってよかったです。

次はどこで何をやろうかな