【東京】AI音声アシスタント勉強会 【#9】に参加したよっと
先ほど、以下の「【東京】AI音声アシスタント勉強会 【#9】」に参加しました。
非常に濃厚だったので、記事が長くなってしまった。。
募集枠100人に対して、一時期170人くらい申し込んで抽選になり、僕は当選したので参加できました。
Google、Amazon、LINEの三社以外の話なので、個人的に新鮮。
スライドが公開されるかは不明です。
けど、めっちゃ公開してほしい。
今回は本当に公開してほしい。
セッション1(まとめた):ロボスタのご紹介&スマートスピーカーについて
「ロボスタ」ってなんなのよ。
って話から。
まぁここなのですが。
技適の通ってないスマートスピーカーも(なぜか)ありますが電源入れてはいけません!
「いろんなスマートスピーカーあるよね。カオスマップってのにまとめてるよ。」
って話があった。
たぶんこれのことだろう。
robotstart.info
「スマートスピーカー」と「音声アシスタント」は何が違うのかと。
スマートスピーカーは「Google Home」なり「Amazon Echo」なりのハードウェアを指す言葉。
音声アシスタントは「Googleアシスタント」なり「Alexa」なりのソフトウェアを指す言葉。
そして僕が個人的に思うところがあった話題は
Alexaのスキルを有効化しても2週間継続利用してる人は3%しかいないらしい。
米国の事例
米国はスマートスピーカーを日本よりも早く導入しているわけですが、どんな事例があるのかと。どんな市場なのかと。そういうお話。
米国だとホームオートメーション機器(家電操作のことだろう)を住宅に持ってるよって導入率は10%くらい。
けど、スマートスピーカーを実際に導入した人のうちの半数は、スマートスピーカーと連携・操作できる家電を新しく購入する傾向にあるらしい。
これは他の勉強会でもそんな話が以前あって、
「VUIは新しいモノというより、既存のモノを便利に使うようにシフトする。」
ってのが、まさしくその通りだなぁと思った次第です。
このまま導入が進んでいくと、米国では2022年には400億ドル規模で音声でのショッピングが広まるらしい。
んー。Amazonっぽい。
音声以外のデバイスの話
Echo Spotとかディスプレイがついている「スマートディスプレイ」の場合、ニュース、天気はそれぞれ対応した画像(動画も?)表示されるとのこと。ちなみにスパ●ダーマンがでてくるスキルもあるとか。
Echo Buttonの紹介もあった。
早押しクイズのボタンな感じ。光る。
参考記事:
jp.techcrunch.com
あとは
音声+カメラ
音声+プリンタ
音声+ヘッドホン
などなどの組み合わせがどんどんでてきてる。
それと、ちらっとSONYのXperia Ear Duoの紹介
参考サイト:
www.sonymobile.co.jp
Google、Amazonのスマートスピーカーの便利機能とかの話
当初のスマートスピーカーはウェイクワード(アプリケーションを起動する言葉)をいちいち言わないといけなかった。
けど、最近では最初の1回だけ呼べば、あとは連続して会話できるようになってきた。
この流れは各社同じで めんどくさくなくなった ←これ重要
あとは
メモ機能とか。
位置情報を元にして、ロケーションベースのリマインダ機能(現在地とかの一で話しかけてくれるらしい)
スマートスピーカーには命令口調で話しかけてしまうため、子供に丁寧に話しかけさせるPretty Please
とかの話。
※日本以外での話です
課金システムどうなってるのか。
対象が何かは聞けなかったのですが、定期購読、単体販売、Amazon Payでの決済が米国では解放済み。
けど、ゲームのスキルでドラ●エみたいに「やくそう」を買うとかは禁止らしい。
それだと、ゲーム系のスキルは開発者がいなくなっちゃうので、ゲームとかトリビア系の一部カテゴリでの人気スキルを開発すると開発者支援という名目でお金がもらえるらしいです。
■LINE
Clovaは童話を流してくれるし、Clova WAVEだと赤外線での家電リモコン操作機能が搭載されている
※
ちなみに僕が秋葉原で某お店の店員さんに、
「WAVEとfriendsで何が違うんです?」
って聞いた時に赤外線リモコンの話を教えてくれなかったぞ!ぐぬぬぬ・・・
あとLINEさんはディスプレイがついてるLINE FACEの発表をしたけど、いまだに動きが見えないという嘆きがありました。
参考サイト:
www.gizmodo.jp
■その他
AISonarという業務専用スマートスピーカーがあるらしい。
ビジネスで使いたいのに天気とかしゃべらせたくないかららしい。なるほど。
参考サイト:
www.tis.co.jp
セッション2:スマートスピーカー居酒屋での実証実験について(Alexa居酒屋)
ヘッドウォータース社が某居酒屋にAmazon Echo Dotを設置して、Alexa居酒屋を実証実験としてやってます。そこであったいろんな話を公開してくれました。
ヘッドウォータース社はこちらのリンク:
株式会社ヘッドウォータース
開発の流れ
居酒屋にロボットを置きたい
→ ありきたりで二番煎じはつまらない
→ スマートスピーカーでやってみよう なぜなら面白そうだからだ
→ ビールだけ注文できても意味がない
→ かといって全メニューは搭載できない
→ よし、店員さんを呼ぶ機能にして対応だ
という流れらしい。
で、バズってしまって取材が12社くるわ、Webページのアクセスが跳ね上がるわしてたら、Amazonから「日本でビジネス用途に使ったらダメです」とお叱りを受けてしまったらしい。
一番驚いたのが開発工数が5人日だったらしいこと。
とにかくまずは動くモノを優先させた。
なので、音声認識の精度を高めるよりは、とにかく素早く作っちゃって試す!
なお、ホリエモンに
『スマホでいいだろ』
と言われたらしいけど
「んなことわかってるわwww けども、タブレットやスマホだとメニューがドリルダウンになるから、一発で呼べない!」
とのこと。でもって
「メニューのオススメのレコメンド(推薦)を音声で流すことで店員さんから言われたようにしたかった」
なるほどなー。
ちなみに、実装はPOSと連携するの時間かかるから、チャットワークで文字に変換するフェーズを挟んでやっているらしい。
セッション3:ドコモのAIエージェントについて
これがメインセッションなような気もする。
ドコモではいろいろと「しゃべる」取り組みをしてきたわけです。
その代表例が「しゃべってコンシェル」
が、その子は今回でお役御免になり、今後はmy daiz(マイデイズ)になる
まさかの本日、公になった話だった
www.itmedia.co.jp
project SEBASTIEN(セバスチャン)
そしてAIシステムの基盤として
project SEBASTIEN(セバスチャン)
とやらがスタート!
多目的対話エンジンらしいですよ。
こだわっているのは、しゃべる声が50を超える種類から選べること!
そして、いろんな各社と連携する(既にしている)とのことです。
「AI Geeks」という団体をつくりました
ドコモさんがAIギークスという団体を作りました。
音声認識に限らなさそうだけども、デバイスそのもの、アルゴリズム、プログラミング、ビジネスアイデアなどなど・・
そこらへんの一部分はあるけど、全部そろえて形にするのは難しいので、もうみんなで協力しましょうよ。
という団体らしい。
ここでソリューションのテンプレートさえあれば、ユーザはコンテンツをちょっといじるだけで自分で好きなアプリ・サービスが作れるでしょと。
で、この団体ではアイデア募集、どんどん連絡してきて! とのことです
ここに何かしらもっていくと、
ドコモさんがお金をくれて、かつ、ドコモさんがカタログに載せてくれて、かつ、ドコモさんが法人営業までしてくれる!!
もちろん、開発・保守は自分たちでやってねというスタンスではあるけれど、これはなかなか面白い取り組みだと思います。
興味ある方はドコモさんに凸っていきましょう。
僕も行こう。
セッション4:なんかクマがでてきた
なんかクマがでてきた。
彼?の名前は「くまーぬ君」です。
両手足にセンサーがついてて、長崎の某ホテルにいらっしゃるそうです。
話しかけるといろいろしてくれる。
そして、謎スマスピも登場。
HDMIとマウスがつなげるので、画像投影&操作ができる。
もはや、スピーカーではないのではなかろうか。
もうマイクついてる小型PCでしょ。ラズパイでしょ。
と思ってたらラズパイもいた。
告知
はい。
そして、どうやらproject SEBASTIEN(セバスチャン)のハンズオンをやるそうです。
ロボスタハッカソン
6月23日、24日予定らしいですよ。
所感
なんかもう、すごい濃度が濃かった時間でした。
米国の流れから、スマートスピーカー界隈の話から、ドコモさんの取り組みから、クマがでる。
世の中でいろんな人がいろんなことをやってるんだなというのを再認識しました。
Google、Amazon、LINEが注目されがちだったけど、その三社だけではなくて、いろんな企業や団体が動いている。
VUI来てますね。
ドコモさんの「共創」の取り組みはとても良いと思いますので参加していきたいところ。
アイデアもっていこう。
最後に
しれっと置いてあったけど、なんの説明もなかったこの子はなんなんだろう。