【深堀版】スマートスピーカーを遊びたおす会で話した「ヒロインとデート」のVUI設計思想
ごきげんよう showです。
この記事は ADVENTERの「するめごはんのVUI・スマートスピーカー Advent Calendar 2018」 の18日目の記事です。
昨日、「スマートスピーカーを遊びたおす会」のVol.4を開催させて頂きました。
■イベントのconnpass
■デモ動画
そして、そこで流したデモ動画についての記事を先ほど「スマートスピーカー 2 Advent Calendar 2018」に投稿しました。
■スマートスピーカー 2 Advent Calendar 2018
僕が考えているVUIデザインについて記載しています。
■スマートスピーカーを遊びたおす会で話した「ヒロインとデート」のVUI設計思想
で、今この画面で開いているこの記事は僕のアドベントカレンダーなので、上記記事をもっと深堀します。
VUIデザインについて再掲
上記記事でも触れましたが、VUIのデザインはユーザーの想定外の対話や、1ショット起動のため、フラット型をベースにする方がいいと僕は考えています。
「ヒロインとデート」についてもう少し語ると
僕がヒロインシリーズを創っているのは、もっとも人間に近い対話設計にチャレンジできると考えているからです。
前作の「ヒロインの告白」は、告白なので基本的には「はい」「いいえ」で進むことがわかりやすくできます。
この次の対話設計としては、人間と想定する 結城琴葉ちゃん と、どれだけ自然に会話できるかを考えています。 そうなると「はい」「いいえ」だけで会話するのは無理です。 というか、それは会話や対話ではないです。
駅名と施設名を指定できる
デートをするシチュエーションを想定すると、現実には事前に行先を決めていると思われるのと、位置情報とリンクした際は、その位置情報に合わせた設計が必要になります。
とはいえ、僕がまだそこまで実装しきれていないので、デモ動画では駅名から聞かれます。
どこかで待ち合わせをしたとして、「じゃあどこ行こう」となった際に、例えばアメリカに行くとしたら 「グランドキャニオンに行こう」 などの観光スポットになると思います。 これは、グランドキャニオンの最寄り駅を指定するよりは、グランドキャニオンそのものを指定するはずです。
なので、声優さんに渡した脚本として、はじめから「動物園」「水族館」などの場所・施設名を話しかけた場合の動き も収録してもらっています。
動物園に入ったら、水族館には突然ワープさせない
そして、例えば動物園に行った場合、そこからいきなり水族館にワープすることは現実的には(たぶん)ないので、そこへのワンショットはさせないようにデザインしています。
その変わり、動物園内で「パンダ」「フラミンゴ」「カバ」などの動物をめぐるようにしており、それぞれ 「●●(動物)を見に行こう」とユーザーが話しかける場合と、結城琴葉ちゃんが「パンダが観たい」と話しかけてくるような設計にしています。
動物園内ではワンショットで対象の動物を選択し、また、「他の動物」や「次の動物」だとランダムで他の動物を観に行くことを想定しています。
LIFFで思い出をエモく
位置情報が使えるなら実世界とリンク、自宅にいながらでもClovaの操作によって、LINEさんのLIFFを使って、過去に廻った観光スポットとかをパーソナルに表示して、思い出としてエモく残すこともできると考えています。
応用すると
例えば、アメリカ人でバットマンが好きな人が日本にきたとして、そこでモバイルでVUIを活用して日本観光をするとなると、英語でバットマンが日本観光案内をしてくれることもできなくはないと思っています。 しかも場合により課金もできる。
というわけで
やりたいことが山ほどあります。 もうこうなると個人でやるのは限界なので「オラに元気をわけてくれ」状態です。
ともあれ、やりたいことがあるのにやらないという選択肢はとりたくないので、コツコツ頑張っていきます。
以上