今日はほんっとやること多かった
さて、そのうちの1つ、古物商の許可を手に入れましたよっと
地味にITに関する部分があるのでこのブログに書いておく
なんでそんなの取ったのよ
そもそもなんで古物商許可なんてとったのかというお話ですが、先日実家に帰った時に義務教育時代に遊んでいたカードゲーム類がわんさかでてきたのがはじまり。
その中にはポケモンカードとか遊戯王カードとかあったんですけど、モノによっては希少価値がついてるじゃないか。
ってことは、なんかこれうまいことできるんじゃね??というのが始まり
キッズから「メル○リとか古物商許可いらないww知ったか乙www」と煽られた
って、キッズに煽られたんですけども、中古品の販売においてたしかに「新品」の販売行為は古物商許可が不要です。
ところが、「新品」と「未開封」は定義が異なるというトラップカードが伏せてあります。
さらにいうと、「営利目的」「大量」「繰り返し販売している」と判断されると、たとえ新品でも古物商許可がないと違法です。
Amazonで新作ゲーム機が発売されるのは金曜日が多いというのは界隈ではもう周知の事実。
転売ヤーたちがスクレイピングで購入botをしかけているので人間が手入力で買うのは無理ゲーすぎます。
で、もちろんそんなツールまで使ってお買い求めは一般消費者としての範疇を超えているので新品だとしても、営利目的なので警察が本気出せば悪質判断でお縄のはず・・なんですけどね。法的には。
申請大変だった?
一発で無事に通りました。
古物商の申請についてググってみると、行政書士がうん万円で代行サービスをやってます。
が。いらないです。自分でできます。
古物商専門のトラスト行政書士事務所が監修している以下のサイトを見ればいけます。
■古物商の教科書
https://kobutsukyoka.jp/
それと今回の申請によって初めて知った知識という名の罠がいくつかあったのでご紹介
■「身分証明書」は運転免許証ではなく役所でもらう正式な書類
「身分証明書」と聞くと運転免許証なりマイナンバーなりパスポートなりを想像しがちですが、古物商申請における身分証明書は別物です。
お役所にいって戸籍課等でもらいます。
こいつは
「禁治産、準禁治産宣告の通知、後見登記の通知、破産宣告・破産手続開始決定の通知を受けていないことを証明したもの」
というかなりガッツリとした書面です。
ペラ1ですけど、別名「身元証明書」と言われるだけあって、自己破産してないとかの証明書になります。
しかもこの文章。原則、本人のみ申請できます。
本人以外が申請する場合は、本人からの委任状が必要です。
■ゲーム機とゲームソフトは別区分
新作ゲーム機が悪質転売ヤーの代名詞となってる風潮な気が勝手にしてますが、古物商としてどういう区分の商品を扱うか事前申請をして許可を得ないとお縄です。
電気によって動く機械及び器具として家庭用ゲーム機は「機械工具類」
ゲームソフトは「道具類」
計算、記録、連絡などの能率を向上させるために使用される機器及び器具としてパソコンは「事務機器類」
カメラなら「写真機類」
と、それぞれ別の区分になります。
なので、カメラ機能付きのゲーム機がセーブデータを記録できると、厳密にはぶっちゃけ3つに当てはまってしまう。
でもって、ゲームソフトとセットで販売するなら、道具類の許可もないとお縄。
罠すぎるでしょこれ。
ITに関するところ
最近はネットで売買することが当たり前になっています。
ところがどっこい、ネット売買するならば、そのためのサイトのURLを1つのURLごとに紙1枚書かないといけない。
さらにWhoisの証明書も必要です。
1マス1文字、ふりがなつきです。
https://kobutsukyoka.jp/kobutsusho/required-documents/
じゃあ、ヤフ○ク、メ○カリ、Amaz○n etc.. 全部書くのかよ。
ということで全部書こうとしたら、警察にとめられた。
僕の担当所轄では全部は不要であるという言質をいただきました。
ただ、場合によりけりだと思うので合法的に進めるなら警察にご自身でご相談を。
賃貸物件なら管理者の許可が必要
自宅兼事務所の場合、賃貸物件だとすると管理者の許可が書面で必要です。
これがおそらく一番のハードルになるでしょう。たいていはNGくらうと思います。
なぜか僕の物件はあっけなくもらえて助かりました。
古物商認定によって家がキレイになるライフハック
古物商認定を自宅兼事務所で申請したとして、承認された場合
万が一、盗品などが紛れ込むと警察が家宅捜索にきます。
それ以外にも抜き打ちでくることもあるとかないとか。
なので、必然的に家の中を掃除してキレイにしておかないといけなくなりました。
強制的にキレイにしないといけなくなったというライフハックが爆誕しましたよ。
まとめ
とりあえず、心置きなくネットなりお店なりでカードの売買が合法的にできるようになりました。
場所取らないし。
複業の1つにできたらいいなーくらいの感覚ですが、申請から許可まで約平日40日が必要になります。
なのでかーなり待つことになるし平日に警察署に申請、受け取りも平日になります。お役所もたいていは平日。
ともあれ、収入源になる可能性があるならば持っておいて損はないかなということでした。
お店やネットで手に入れたものが本当に「新品」であるかなんて誰にもわかりませんしね。
最後に担当警察官から頂いたありがたい煽りの一言
「こんな書類、自分でできないで人に任せるやつはそもそも仕事できないヤツですからね」
手厳しい