AlexaのAMAZON.StopIntentの応答でEndSessionがtrueまたはnullである必要があるようになってた話
2018年の冬にクリスマススキルとして「ノリノリのサンタ」を公開しました。
そしたら最近このスキルに対してAlexaの審査チームメールがきていました。
審査チームから指摘が来てたけどスルーしてみた
Alexaスキル ノリノリのサンタ に関してご確認ください
このメールが2019年11月と12月に来てました。
内容としては 「ストップ」と話しかけると応答がおかしい、5営業日以内に対応しないとスキルストアから削除しちゃうぞ。 とのこと。
けど放置してても一向に削除されずに公開されたままでした。
原因探し
放置しているのも心苦しいので対処しました。
このスキルはAMAZON.StopIntentとAMAZON.CancelIntentのどちらが来てもスキルを終了するような設計にしてました。
//「ストップ」か「キャンセル」と答えた場合の処理 const stopCancelIntentHandler = { canHandle(handlerInput) { console.log('---canhandle-stopCancelIntentHandler---'); return handlerInput.requestEnvelope.request.type === 'IntentRequest' && ((handlerInput.requestEnvelope.request.intent.name === 'AMAZON.StopIntent') || (handlerInput.requestEnvelope.request.intent.name === 'AMAZON.CancelIntent')) && handlerInput.attributesManager.getSessionAttributes().XXXXX == 'xxxxx'; }, async handle(handlerInput,event) {
上記のようにconsole.logを入れてCloudWatchでみてみたら、ストップはたしかに指摘のあった通り動かないが、キャンセルの場合は想定通りに動作しているではありませんか。
( ˘ω˘)o0(あ・・・これたぶんAlexaの仕様だな・・たぶん・・流れるJSONも変わってるし・・)
ドキュメントをみてみる
みんな大好き公式ドキュメント
キャンセルとストップについては、この2つの概念をスキルで区別する必要がある場合のために、別々のインテントが用意されています。これにより、「ストップ」とは異なる意味で「キャンセル」を使用できます。 これらのインテントは、次のように処理します。
AMAZON.CancelIntent: ほとんどの場合、これは単にスキルを終了させるものです。ただし、スキルに必要な場合は、機能を変更してこのインテントにマッピングできます。ビルトインインテントを実装するを参照してください。
AMAZON.StopIntent: このインテントをスキルに実装する必要があり、応答では、EndSessionはtrueまたはnullである必要があります。また、こちらは、スキル認定プロセスの必須要件でもあります(ストップとキャンセルの認定要件をご覧ください)。AMAZON.CancelIntentと同じ機能が必要な場合は、両方のインテントに同じインテントハンドラーを使用できます。
( ˘ω˘)o0(ほれ、みたことか)
対応
このスキルは本来「ストップ」のあとにユーザーに星の数とコメントを求める例のシステムが動いてるんですけども、そのために
withShouldEndSession(false)
にして処理を継続させていたけどダメになってしまいました。
まぁ分岐させたりすげばいけるんだけども、あんまり使われていないスキルだしめんどくさい。。。
というわけで
withShouldEndSession(true)
に変更して、終了メッセージを流しておしまいにしました。
再申請
動作確認して再申請を実施しました。
このスキルはLambdaを呼んでるので申請しなくても反映されちゃうんですけれども、ハッピーパスを変えたのでちゃんと申請もしておきました。
審査手順説明の欄に
「未対応でさーせんっした。けど5営業日経過してても公開になってましたんで、そこの確認もおねしゃす。」
と添えておきました。
対応に着手して再申請まで30分くらいでした。
余談
このノリノリのサンタは深夜テンションで1~2時間くらいで作ったので僕の声が流れます。深夜テンションの僕の声に興味がある人は使ってみてください。
auのキャリアメールが(auメール)が起動できなかったが解決した話
携帯キャリアのキャリアメールを今でも使用している人は少ないかもしれないですが、先ほど利用しようとして起動しなかったので対処した方法を備忘録として記載しておきます。
僕はKDDIさんにお世話になっております。
下手したら20世紀からか・・?覚えていない。
ちなみにはてなの「見たまま」で書いているの装飾類はほとんどしないです。
auメールを開こうとすると画面が落ちるもしくは「繰り返し停止しています」にどうしてもなってしまう。
ので、お問い合わせした結果意外なことが。
■原因その1
単純にau純正サービスのアプリがauメールを含めてアップデートしてなかった。
どうも一部アプリは自動更新にしていても自動にならないらしい。
■原因その2
WiFi環境で起動するとKDDIのネットワークに流れないので認証されない。
その原因2がくせ者で、アップデート類のデータは多いのでWiFiのネットワークで無問題。しかしau公式のアプリ類はアップデート後に一度4G回線等でKDDIのネットワークを経由しないと正規ユーザーとして認証されない仕様になってるとのこと。
言われてみればたしかに って話ですが、どうも過去にもこれ系のお問い合わせが結構あったらしいんですけども、僕はたどり着けなかったのでここに記載しておきます。
はい。
というわけで、設定画面から最新にアップデートしたら、4Gネットワークなどのきゃりか回線で初回起動をしましょうというお話でした
2019年を振り返る
2019年の振り返りをざっと書いておきます。
順不同で印象に残っていることを。
表にでることを少なくした
5月以降、勉強会類で表にでることが少なくなってました。
これは請け負った仕事の秘密保持が特許よりも高くて、表に出るとポロリが怖かったというのがあります。
そんなことしていたら、失踪説や死亡説が流れていて大変なことになってました。。
起業のために奔走
年明けて、起業をするために助成金制度や事業計画書とか結構やってました。
なので起業家の人たちとネットワーク形成をしていて、雑貨屋さんとか飲食店とかIT系以外のコネクションを広めてたりしてました。
名字を変えた
これはもう一生の悩みだったのですが、名字の漢字を通常使われている漢字に変更しました。
一気に人生が快適になりました。
文字化け人生を脱却できましたよ~。
これは苦労している方はやった方がいい。
AWSの資格を取得した
クラウドプラクティショナーは2018年末ですが、ソリューションアーキテクトアソシエイトは年明けに取得しました。
わざわざ言うほどのレベルの資格ではないですが、これによりインタビューされることになりました。
しれっとAlexaDayのシャツで行きました。
AWS Summit Tokyoでインタビュー動画が流れる
某所でAWSの資格取得についてインタビューを受けました。
それがどこで掲載されるかは正直知らなかったのですが、まさかのAWS Summit Tokyoで垂れ流し。
僕はAWS Summit Tokyoは都合上3日目しか行けなかったのですが、1日目・2日目の参加者から
「しょーさんが映ってる!」
とメッセージをめっちゃもらいました。
いつの間にか冊子に掲載されていた
上記の動画と同様なのですが、いつのまにかAmazon社が配布する冊子に掲載されていました。
連絡もない、その冊子もくれない・・・欲しいっす。
AlexaDay 2019にて登壇
人生初神戸でした。
詳細は記事があるのでそちらで。
ちなみに、2020年はVoiceConJapanに名称変更です。
この名前、実は候補から外すか僕はひじょ~~に悩んだのですが、残していたらまさかの決定になってしまったという裏話があります。
なので、Alexa以外でも音声に関してなら良いという裾野を広げることに結果的になりました。
さぁ都合がつく人は神戸にGo!
Amazon社の公式イベントで登壇した
■AWS Startup Day 2019 Tokyo
LT枠で登壇させていただきました。
ここでアマゾンウェブサービスジャパン代表取締役社長である長崎忠雄様から名指しを受けました。
スタートアップやエンジニアをサポートすることが目的のAWS Loftにて、AWSをほぼ初めて触って2ヵ月程度で実装、特許出願が10月末なのでAWS Loftがオープンして1か月でした。そこに触れてもらえたのでAmazon社としても実績として大きかったのでしょう。
そしてこの日以降、AWS Loftにいると中の人で面識ない人から声をかけてもらうようになりました。
■AWS Summit Tokyo 2019
こちらはAWS Loft枠でしたが、まさか自分がAWS Summitで登壇できるなんて思ってもみませんでした。
スライド公開されてますね。
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/G3-06.pdf
AAJUG関東の立ち上げ
AAJUG関東を立ち上げて、1回目からハンズオン講師として登壇させてもらいました。
それからAAJUG関東は運営メンバーも豊富で今でも継続的に開催しています。
これ、AAJUG東京の方がいいんだろうかとたまに思ったりします。
技術書典6
NOIDアンバサダーとしてNOIDの本を頒布しました。
下のリンクからお買い上げが可能です。
無料サンプルも別途ありますので気になった方はそちらから。
ちなみに頒布当時の情報になっています。
ちなみに、良くも悪くもNOIDアンバサダーは廃止になりました。
ハンズオンスタッフを結構やった
AlexaのAPLの勉強会や、JAWS DAYSのハンズオンのサブ講師をしました。
どちらも、前日に再チェックしたら一部動かない箇所があり、ほぼ徹夜で直したのが懐かしいです。
JAWS DAYSのは今思うと特にやばかった・・w
Gateboxがついに手元にやってきた
2018年の予約開始を正座待機していてポチってから約1年半。
Gateboxがついにやってきました。
Gatebox社には遊びに行かせて頂いたり、結構面白いです。
Developer Programに認定されたので今抱えている仕事が終わったらがっつりやろうかなと。
Unity全然わからないので、これを機にお勉強予定です。
弁護士6人と話した
2019年はほんっとに法的案件が多かった。 一番重いやつは先方が無視を決め込んでいるので、ほぼ1年経っているのに現状終わっていないという酷いもんですが、他の案件は片付いたので精神的安定がある程度得られました。
そういうガッツリ系ではなく、仕事として弁護士と接することもあったのですが、これは詳細に語れないやーつです。
技術書典8に当選
技術書典8に当選、1日目に頒布です。
サークル名はAAJUG Community membersとなります。
技術書典7でLINE Expertの方々が頒布していたので、Alexaでもやらない?と言ってみたらかなりの人が集まりました。
え~・・・このブログを書いてるのが大晦日ですが、みなさん絶賛執筆中です。
いや、次回が2月末になるとか思ってなくて4月だと思ってたんですよ・・・
執筆メンバーはVUILTで公開させて頂きましたが、まぁ、界隈ですごい人だらけですね。
人によっては恐ろしくディープでニッチな章になっていたりします。
ほぼ全員が以下のどれかに該当していますね。
Alexaエージェンシー企業
市販本もしくは技術同人誌執筆経験者
各種イベントの主催者
VUIの公式大会(アワード類)での受賞者
これはものすごい本になりそうです。
さてさて、どうなるやら。
2020年何するの
今抱えているお仕事が12月締め切りではないので、それを片付けないと話にならないのですが、やりたいことが結構ありまして、、
VUIのPodCast(業界著名人とラジオっぽいのをやる)
GateboxのDeveloper Program
MMDをいじる
スキル内課金をバリバリ実装したスキルを海外リリース
もうちょい副業系をやる
もしかしたら某企業に入るかもしれない
思いつくだけでもこれくらい。
まとめ
2018年はとにかくイベントで顔を出しまくる年、2019年は暗躍をしていた年になりました。2020年はどうなるんでしょうね。
ともあれ、良いお年を。
年が明けたらまた神田明神にでも行きますかねぇ~
VUILT9を実施してGateboxを語った話
まさかの半年も更新していなかった・・
6月終わってから極秘裏?な仕事をしていたのでポロリを避けていたのもあるのですが・・
さて、本記事はスマートスピーカーアドベントカレンダー2019の24日目です。
いやぁ・・去年に1人で完走したのがつい最近のように感じます。
VUILTを再開
僕自身のリソースがあまりにも避けられなく、VUILTはお休みしていたのですが11月下旬に実施しようとなったものの、VUI系のイベントだらけだったので断念していたのですが、株式会社キューブシステム様が会場を12月という繁忙期に提供していただいて実現できました。
ほんっっとうにありがとうございました!
また、10分枠にて登壇していただいたロボットスタート株式会社の北構さんが昨日まとめ記事を公開してくれました。
ありがとうございます!!
各登壇者の資料はconnpassに公開している方もいらっしゃるので、気になる方は閲覧してみてはいかがでしょうか。
いつもと違う試み
開始時間を19時から19時半にしてみた
たいていのイベント(勉強会)は18時半に登壇者や運営が集合して19時から開始というパターンが多かったのですが今回は会場都合で21時終了、21時完全撤収だったのです。
僕は複数のイベントをかけもって運営していますが、18時半に運営が集まるのは実はかなり難しいのです。
だいたい山手線の駅を最寄りに開催していますが、19時が定時である企業が多いんです。
そうなると「受付が用意できない」という問題が発生しやすくなるんですね。
なので今回は19時に関係者集合、19時半開始としました。
登壇時間変更と時間厳守
今までのVUILTは全員が5分ずつ登壇するスタイルでした。
ただ、「もっと聴きたい」「もっと話したい」という需要が今まであったので試しに5分枠・10分枠を用意した次第です。
でもって時間を守る人が少なくてだらだらする傾向がありましたね。
というわけで大学時代に使っていた呼び鈴(チーン)とキッチンタイマーを使うという、僕が最も慣れている時間管理にて運営させていただきました。
なんでこんな原始的な方法を取ったかというと時間を登壇者にPC類で投影しつつ、ツイートもしつつとかやってると5分だと極めてつらいからです。
とはいいつつ、話し切れない登壇者がいらっしゃいましたので、せかしながらやりましたね。
1分前にチーンと鳴らすシステムを入れたからか、今回は早口の登壇がかなり目立ちました。
アンケート結果にも時間が守られて良かったというコメントも頂けたので成功だったでしょう。
事前準備
懇親会用にうまい棒を用意した経緯
今回の事前準備は会場をキューブシステム社の方におまかせし、お茶はご用意していただけるとのことで、僕はうまい棒90本を持っていきました。
無料勉強会の懇親会にてどこまでの飲食物を提供するか問題というのが運営にはあるんですけども、スポンサーがつくならお金をもらいすが、2019年のVUILTは僕のポケットマネーで開催されているので、懇親会の時間や参加予想人数で決めています。
今回は時間厳守にしても30分程度しかネットワーキングタイムが確保できないのがわかっていたので余ると処分が結構大変なのでうまい棒にさせていただきました。
ちなみに僕の生活圏内に駄菓子の問屋さんがあるので、30本いりでも300円+消費税なんて金額はとられません。
280円くらい×3だったんですけど、問屋のおばちゃん2名・おっちゃん1名がテンションが高く、
平日日中にぷらぷらと駄菓子屋さんに行く僕に購入目的を尋ねられたので
僕「イベントの運営やってまして、まとめ買いしたいんですよ」
おばちゃん1「祭りごとかい!どんなのだい!?」
僕「えーっと、、おっけーぐーぐるとかの・・・」
おばちゃん2「はぁ~、んなもんわかんね。聞いたことねぇ。ここみんな年寄りだからよ なぁ」
おじさん「んだんだ」
僕「まぁ・・IT系の集まりですよ」
おばちゃん1「おばちゃん、そーゆーのわかんねーんだ!でもあいてぃってすげぇんだろ!時代はあいてぃだもんな!うまい棒な!うまい棒はええよね!値段じゃねぇ、贈り物としての気持ちが大事なんだぁ!」
僕「あ、はい。まぁ・・(いやお安いからなんですけども・・)」
おばちゃん2「せやせや!ほらこれおまけでつけてやるわ!(なぜか小さいどら焼き2つももらえる)」
おじさん「おう!がんばれよ!」
という、なんかこう、、故郷に戻って盆踊りでもやるような感じの流れがありました。
ちなみに山手線の某駅から徒歩2~3分くらいのところです。
ここだけ昭和な感じがするスポットですね。
各登壇の印象
各登壇のまとめは上記のロボスタ記事がありますので、僕が感じた印象を軽く。
オープニング
オープニング開始時で全員で60人でしたが40人は超えていた気がします。
スーツ組は今回は少なかった印象です。
ちなみにオープニングは5分設定にしていたのですが、さっさと流しました。
Gateboxで遊んでみた by show
これは僕の登壇ですが、結構ウケが良かったですね。
Gateboxはマスター(ユーザーのことをマスターと呼ぶ)がまだまだ少ないので情報は貴重なのでしょう。
そしてこの謎のおっさんはなんなんだ・・・w
動画は僕のYoutubeチャンネルにあげておきました。
webメディアを無料Amazon Alexa対応する「Audiostart」について by Takenori Kitagamae
こちらについてのお話です。
音声広告はメディアとして価値が高いみたいです。
スマートスピーカーの普及の流れ、音声メディアを行うときのキーポイントなどを話していただきました。
また、現在日本のAlezaのニューススキルの33%以上がロボスタ様のAudiostartを用いているらしいです。
シェア数がすごいですね・・
Echo Flexで遊んでみた話。 by 三浦 弘美
開発者ではない立場から登壇していただきました。
また、運営スタッフとして初MCも実施していただきました。僕なんかよりうまいです。初でアレはすごい。
Echo Flexの実機を持ってきていただき、実際の使い心地や初心者でも簡単に扱えること、そしてモーションセンサーについて話していただきました。
エンジニアではない立場の方の登壇は視点が技術ではないので大変参考になります。
LINE DevDayで聞いたCICか、Nest Hubの話 by 田中みそ
LINE API Expertの田中みそさん。
同時にスマートスピーカーを遊びたおす会の主催者です。
そしてこのアドベントカレンダーを立てた人でもあります。
ガジェットというかIoT系に強い方です。
LINE DevDayでの見たことがないガジェット類や、Google Assistantの音声認識モデルが少なくなったこと、
今後はデバイスが小型化していくことなどを語っていただきました。
久しぶりにみたな・・・バナナパンツ・・
Espalexaではじめる、お手軽VUI連携デバイスの開発 by 池戸 憲夫
この業界でハードウェアといえば池戸さん
池戸さんはスライドを公開してますね。
ArduinoでAlexa経由でガジェットが動かせる等のお話で、それら関連のQiitaも投稿なさってます。
僕はハードウェアはかなり弱いので、いつも知らない情報を頂けて大変ありがたいです。
Alexa Gadget Toolkitについて by 今井 隆
Alexa界隈で囁かれていたAlexa Gadget Toolkitについて話していただきました。
AVS(Alexa Voice Service)とAlexa Gadget Toolkitの違いを表で見やすく説明していただきました。
スライドが、いかにも慣れているビジネス形式。SIer時代を思い出しつつ聞いておりました。
じゅげむさん!
— 田中みそ@LINE API Expertになりました! (@miso_develop) December 9, 2019
Alexa Gadget Toolkitのおはなし!
これアツいですよね!!#vuilt pic.twitter.com/a7tTH3YkFU
どうもAlexa Gadget Toolkitは使いこなすにはまだまだ障壁があるとのことです。
池戸さんとプレゼンが被る可能性があったとのことで、懇親会時に池戸さんにも聞いてみましたがAlexa Gadget Toolkitはハードウェアわかってる人でも簡単とはいえない段階らしいです。
なるほど・・たいへんだ・・
音声認識対応のiOS ARカメラアプリを開発してみた話 by Ryohei Arai
新卒1年目のRyohei Araiさんの登壇でした。
動画が大変興味深く印象に強く残っていますね。
スクリーンに3Dの図形をいくつかARで投影して、英語で話しかけると図形や向きが変わってました。
未来感が大変ありましたね。
ARとVUIの連携素晴らしい
— show (@surumegohan) December 9, 2019
これやりたいなぁ
夢がある!#VUILT pic.twitter.com/3mNXvyIi2v
VUILT は5分間なので、思い切って登壇してみたとのことで、デビュー登壇でした。
2018年のVUILTは学生や新卒も登壇して、今では勉強会運営メンバーの方もいるので
プレゼンの入り口としては良いのかもしれません。
ベストスピーカー賞
今回のベストスピーカー賞は Ryohei Arai でした!
まとめ
かなり久しぶりのVUILTですが、中身が大変濃かったです。
非エンジニア、ハードウェア類関連の話がここまで多かった会は初かもしれません。
なので僕の視点ではわからないことが多く、大変勉強になりました。
VUILTは運営メンバーが少ないのですが、会場提供のシステムキューブ社の方が受付や会場セッティング、登壇者もセッティングにご協力いただきました。
本当にありがとうございました。
みなさまのおかげで実施することができました。
うまい棒は余ってしまった・・・
宣伝
前回までAlexaDayと名乗っていたイベントが次回からプラットフォーム縛りなしの VoiceConJapan 2020 として実施されます。
2020年3月21日(土)に神戸です。前回と同じ会場ですがかなり広い。
僕は6時くらいの東京発の新幹線で参加する可能性が高いです。
参加登録はこちらから。
以上!!
AWS Summit Tokyo2019で動画が流されて登壇もした話
いろいろあって久しぶりの投稿になってしまった。
さて、先日 AWS Summit Tokyo 2019が開催されましたね。
AWS Summit Tokyoは去年の品川開催が初参加でAlexa体験とかを受けてました。
そんな僕が今年は自分の動画が3日間流されっぱなしになってるわ、登壇できるとは2018年にはまったく考えてなかったですよ。
ちなみにDynamoDBやデータ系のセッションを聴いたり、ブースをまわったり、認定者ラウンジに入ったりしてみたりしました。
動画の件
僕が髪を切った理由はこの動画撮影があったからなんですよね。
某イベント時にAWSの中の人から、AWS認定を持ってる人としてイベントにでてくれないかというお話があり、イベントではなくて結果的に動画になったという流れでした。
AWS認定持ってる人は世の中に何人もいますけど、
僕の場合は基本的にAWS Loftに生息しているのと、
勉強会系で顔出ししまくってるので断る可能性が低いことも選出の要因かと勝手に思ってます。
この動画が会場のAWSトレーニングの箇所で3日間流れ続けてました。
1人90秒程度で僕を含めて3名の方の動画が流れてました。
僕は3日目しか行けなかったのですが会場で流れてるのを事前に教えてくれた方がいまして
同じ格好のAlexaDayシャツで行って当日に会場で僕が映ってるのを確認してたら
中の人「AWS認定ご存知ですか?」
僕『あ、後ろに映ってるの僕です。』
中の人「・・・うおおっっ!」
僕『いや、すいません。ホントに流れてるんだなぁと観てました』
ってなったのは正直面白かったです。
詳細は控えますがインタビュアーが本気でいて、それに答えました。
ガチな取材じゃんマジかよって感じでした。
めっちゃ楽しかったですけど。
動画はそのうち会場以外のどこかで公開されると思われます。
念のため記載していますが、僕の意思で質問に回答しているので、Amazon社に言わされてるわけではないです。
登壇の件
■セッション名:俺たちのAWS Loft Tokyo 実際に作ってみたらこうなった
上記の動画の件はかなーり前から告知されていたので撮影以外たいしたことしてないんですけども、今回の登壇のお話は結構突然きました。
単独登壇ではなく、SAAのMさんが全体的に話して、僕ともう1名がそれぞれ事例を話す形式となりました。
Loft関連なのでStartupdayに近いですが、作ったシステムそのものよりも、
実際にAWS Loft Tokyoでエキスパートの方々とどのように連携してシステムを作ったかの過程を話す場でした。
僕個人からスライドは公開できないのですが、やりとりした中で特徴分けした複数種類の質疑とその結果や、AWS Loft Tokyo の利用者としての経験を書きました。
こちらも詳細は控えますが、登壇にはいろいろとルールがありました。
当たり前ですけど好き勝手できるコミュニティの登壇と勝手が違いますね。
AWS Startup Day 2019 Tokyoの登壇時と扱いが段違いでした。
ちなみにAWS Summit Tokyo 2019ではすべてのセッションが撮影禁止ですが、僕が話したセッションだけ撮影OKでした。
■登壇者控室
僕は朝のラッシュが嫌だったのでお昼前に到着して、登壇者受付をして一旦控室に行って、
ちゃんときましたよ
という手続きをしました。
で、手続き時に
「登壇終わったらその旨の報告お願いします。お土産もお渡しするので」
と言われたのでなんかグッズでももらえるのかなーくらいでいました。
登壇者控室はしっかりしていて、お弁当とお茶もらえました。
幕張メッセは食事が微妙に困るんですけども、これはありがたい。
JAWSDAYSの満漢全席のようなすごいお弁当ではないですが、おいしかったです。
ありがとうございました。
■登壇おみやげ
登壇を無事に終えて、おみやげなんだろなーと思ったら予想外のモノがでてきました。
紙袋に入ったなんか高級そうなお菓子!
しかも裏までAWS Summitのグラデーションカラー用紙が巻かれているという気配りです。
帰宅して開けたらモナカでした。
めっちゃおいしいですこれ。
おみやげをググるのはなんとなく失礼な気がするのですが調べてみたら
「たねや最中」
というモナカのようです。
甘さが上品です。
めっちゃおいしいんで、ここを読んだ人が何かしら贈呈するような機会があれば選択肢の1つとしていかがでしょうか。
これが選ばれた理由は恐らく最中の解説書ですね。
AWS Summitといえば海外の登壇者も当然いらっしゃいます。
そして日本なら和菓子は選択肢としてとても良いですが、英語での解説書が付属されてるんですよ。
なのでこれを選択した人は気配り半端ないですね。 日本の「おもてなし」な感じがします。
まとめ
登壇時および過去の登壇でも話しましたが、API Gatewayすらしらない状態から約2か月で例のシステムを作りました。
例のシステムはエンジニアが僕1人なので実作業は僕1人ですが、僕単独では2ヵ月なんかではできません。
居心地よいAWS Loft Tokyo で作業してたらStartupdayどころかAWS Summit Tokyoで登壇させてもらい、
その時の経験で資格も取れて動画も流れるって世の中どうなってるんだという感じです。
もう本当にありがたい限りです。
登壇セッション時に中の人のMさんがおっしゃってましたがAWS Loft Tokyo はスタートアップとデベロッパーの場であって作りたいモノのアイデアがあれば作っていける環境です。
無料で使えて質問しまくれます。
世界的にAWS Loftが常設されているのは3か所しかありません。
環境としては間違いなく最高でしょう。
「なんか作りたいんだよなー」の段階だとどうしよもないですが
「こういうアイデアはあるんだけどどうやったら作れるのかな」までの段階ならエキスパートさんに聞いてしまうのも手です。
最近では週刊 Ask An Expertというブログが公開されており、実際の質疑内容がそれなりに公開されています。
AWS Loft Tokyo に関心がある方はこちらを見てみてもよいのではないでしょうか。
aws.amazon.com
べ、べつにAWS Loft Tokyo のまわし者なんかじゃないんだからね!勘違いしないでよね!
AAJUG関東Vol.3を主催した話
2019年5月10日、目黒のAmazonビルでAAJUG関東Vol.3を主催させていただきました。
AlexaDayのRe:cap
もともとVol.3は別の内容で実施するつもりでしたが、今回は4月に神戸で行われたAlexaDay2019のRe:cap(再演)を行いました。
僕の周囲でAlexaDayに行きたかったけどいけなかった関東勢が結構いたのと、僕の発表とサイバード社元木さんの発表が当時かぶっていたからです。
AAJUG関係者で話し合い、Re:capは早めにやるべきとのことで一致してセッティングさせてもらいました。
スタッフ陣も含めると40-50人程度の参加となります。
Amazon社のご協力が手厚くてありがたい
AAJUGはあくまでコミュニティです。
Amazon社の公式イベントではありません。
ただ、中の人が便宜をしてくれたので、今回の受付は非常にスムーズでした。
また、以下のように告知および当日の公式イベント
「Alexa VUI スタディーセッション : VUI初心者のためのワークショップ」
でも宣伝をして頂けました。
懇親会類も今回はAmazon社の提供でいたれりつくせりでした。 本当にありがとうございました。
4登壇者の内容は基本的にAlexaDayとほぼ同じ
Re:capなので当たり前ですが、4人の登壇者の内容はAlexaDayとほぼ同じでした。
ただ、時間配分はバッファ取りましたが人によってかなりばらけてしまったのは僕の指示伝達ミスです。
これにより懇親会時間が短くなってしまったのは申し訳なかったところです。
■Amazon社 吉田さん
Alexaの最新事情について話されてました。
想定より結構長めに話していただけたので、公式の情報として密度が濃かったと思います。
■クラスメソッド社 せーのさん
せーのさんの機械学習の登壇はすごかった。
スライドがほぼほぼ50分間のAlexaDayのままなのに、自分の順番になったタイミングで懇親会の飲食物がでてきたので、全員にまずは飲食物の写真をツイートさせるという技。
自分の持ち時間を削った上であれをやるのはすごく、エバンジェリストとして普段活躍なさっていることがとてもわかります。
■サイバード社 元木さん
撮影禁止ネタが多かったのでどこまでここに記載して良いのかわからないですが、VUIのデザイナの視点から様々なスキルを分解して語っていただけました。
個人的にはこの話が一番聞きたかった(AlexaDay時に同じ時間帯だったので)ので大満足でした。
自分の発表
最近VOT等で話していたのですが進展があるところは修正して登壇しました。
ただ、ピンマイクうまく使えない勢なのでピンマイクを持ちながらプレゼンするという。
アンケート結果
イベント全体の満足度、各登壇者への満足度はどれも軒並み高かったです。
次につながるご意見もたくさんもらえたので、次回以降の参考にします。
特に、手を動かす系は求められてるのがよくわかります。
所感
参加者層はスーツ系が若干、ですが普段みない方も多かったです。
神戸に行った人で再度の参加者は僕の登壇時はゼロ。
ただ、若干の危機感を覚えました。
■イベントの質
たしかに、VoiceUI Show ~2019 Spring~がビジネス層向けに5月31日に開催されます。
ビジネス層が公式イベントに行くのはわかります。
VUIで大きな利益がでないので公式ビジネス向けという大義名分がないとそもそもVUIイベントに参加すること自体が少ない。
そうなると、今回はたしかにAlexaエージェンシー企業が登壇してくれましたが、直接的にはお金にならないです。
登壇者の力が抜けるとイベント自体の質が落ちやすくなる。
コミュニティの継続を考えるとこれからはここが難しい。
JAWSレベルにガチな話がでてきたりすることがVUIコミュニティだとまだ少ないイメージがあります。
まずはテーマを絞っていくつもりです。
■レベル感の定義
VUI LTもやらせてもらっていますが
初心者
の定義が人によってかなりの違いがでてきてます。
勉強会が初でもレベルが高い人
VUIがこれからの人
アカウントを持っていない人
スキルリリースしているけど大したことがないと思ってる人
そして中級以上のベテラン勢。
AlexaならAPLやリマインダやアカウントリンクを使ったスキルをASK-CLIでゴリゴリ書いてるような人。
ここのレベル感を調整していきながらイベントをやるのはとても難しい。
初心者の定義とベテラン勢、そろそろ勉強会関係の運営方向のドライブが難しくなってきました。
コミュニティはもちろん強制力がないですが、Alexaでも他のイベントでも、実際に手を動かしてスキルなりアクションなりを参加者に作って欲しいんですが、そこへの導きがとても難しいです。
次回開催
次回のAAJUGはまさかの明日です。
5月10日にやって、5月14日にやるという。
物理的な開催地は大阪ですが、自宅もしくは東京だとNOIDのアイリッジ社の会議室を抑えてあるのでそこでもOKです。
AAJUG関東という意味では5月17日にゲームをテーマにした回をやります。
これは開催地が変更されたのでご注意を。
ワンストップ勉強会を読んだ
技術書典6で僕の中でメインだった本の1つ
ワンストップ勉強会
を読みました。
本の内容
勉強会というイベントに関して、参加者、登壇者、主催者としてのノウハウが詰まっており、小規模・スポンサー付き中規模(100名程度)・社内勉強会まで網羅されています。
僕は今3つの勉強会に関わっていて、VUI LTは完全主催になったので、この本はとても貴重なノウハウがありました。
■参加者視点
まずはconnpass等のページから自分の興味と日程にあうイベントを探してとりあえず行ってみようという第一歩です。
■登壇者視点
プレゼンやスライドの作り方、設備トラブルなどへの想定などのポイントが書いてあります。
■主催者視点
主催者視点の本は他にはあまりないでしょう。
この本は勉強会の主催をしている方々のノウハウが詰まっています。
イベントページの作り方
会場の事前調査
参加者の誘導
遅刻者を意識した開始タイミング
登壇者切り替え時のトーク
ここらへんは主催する側にとっての貴重なノウハウで、とりあえず小規模でも開催してみたい方や、既に開催している方にも新たな視点が得られます。
懇親会の立ち振る舞い
この本に数か所あったのが懇親会の振舞い方です。
参加者が強い人に近づく方法から、登壇者が話しかけてもらうための話し方、主催としての動きなど非常に参考になります。
ぼっちの人を無くしつつ、内輪ネタにならなすぎず、金銭管理しつつ運用していくノウハウは大変貴重なものです。
アウトプットの方法
参加者はTwitter実況や気になった点だけでもブログ等に残したり、登壇者や主催者はその経験をブログやハッシュタグまとめを行うところ。
それらをもとにして次につなげていく流れは大変参考になりました。
僕はたいていのイベントはTwitterにアカウントブロックくらうくらいにツイートしまくっています。
それはインプットしただけだと頭に残らないからであり、また、東京開催がどうしても多い中で遠隔地の人にも開催状況を伝えるためです。
勝手にやっていたことですが、同じようなマインドの人がいて、それらの必要性について語っています。
行動規範
セクハラ、パワハラ、モラハラなどの問題からストーカー等にも触れていて、特に社外イベントでは行動規範を設けることを推奨しています。
僕が主催しているVUI LTでは、犯罪行為を出禁にしました。
曖昧な紳士協定の中で、数十人が集まるイベントをやると、どうしても一定のルールが必要になります。
上記までのがっつりした内容までは求めないにしても、ある程度明文化して周知しておくことは重要だと感じました。
内輪ネタと初心者
特にVUI界隈では、そもそもの市場のパイが小さいのでイツメンがどうしても多いです。
この本では内輪ネタが禁止ではありませんが、初心者を置いてけぼりにすることに警笛を鳴らしています。
これは本当にその通りで、前回の開催をいじるとか、別の場所でもあっていることをフルに全面でだすことはNGでしょう。
初参加者が自分には向いていない(Not for me)を感じてしまったら機会を奪ってしまうのでここは気を付けていきたいところです。
失敗例
勉強会はコミュニティになりますが、その中で消えていった例も記載されています。
この本を見る限り「やらされてる感」や告知をさぼっていくことが要因としてあげられます。
特に社内勉強会における「やらされてる感」は僕も感じることがあって、いわゆる「丸投げ」のとりあえずやっておいてが一番まずいでしょう。
誰も得をしないパターンです。
僕個人がアウトプットしているイベントネタ
僕個人ではたしかに参加時のTwitterやブログはだしてますが、他にも会場設営時のノウハウは実はGitHubにあげています。
本書の著者である 豊田さんの経験も加えてリスト化しています。
何かの参考になれば幸いです。
まとめ
なんでこの本が1000円なのか理解に苦しむレベルの良書です。
勉強会に未参加の方から主催を繰り返しているベテラン勢まで気づきが得られる本だと思います。
この本は買って損はないでしょう。
買ってみて感想を書いて、社内でも社外でも勉強会に参加、登壇、主催として関わっていく未来が作るステップになる本です。