AWS Startup Day 2019 Tokyoに参加・登壇した話
昨日、AWS Startup Day 2019 Tokyoが開催されました。
フルタイムで参加と、ありがたいことに登壇させていただきました。
折角の機会なので怒られないであろう範囲でいろいろ記載します。
結論
Amazon社およびAWSはいいぞ!
本当にお客様中心で動いている企業文化を再認識しました。
スタートアップの注意点、ノウハウなど得るものが沢山ありました。
そして、イベント関係者、参加者の方々、本当にありがとうございます。
資料公開済み
当日のアンケートに答えると資料が公開されるとのことですが、今回僕が話した内容は他でも話していることもあるので、勝手に公開しました。
また、資料内ではCTO内定とありますが、実際その話は白紙になっています。
参加経緯
いつものようにAWS Loftにいる日々を過ごしていたら、このイベントのネット上での告知に最初は気づきました。
僕自身がスタートアップ企業にCTOなりかけてたのと、自身が起業する未来がきた際に先輩方の経験を聞きたくて申し込みました。
とはいえ、タイムテーブルを確認したら聴講形式、ワークショップ、ハンズオンがあり、どれも大変魅力的でしたが資料が公開される可能性にかけて、ワークショップとハンズオンを選ばせてもらいました。
最近、Amazonさんのイベントに参加した際に
「資料公開されますか!?」
と質問すると公開される流れになることが多々あるので今回もそうするつもりでした。
JAWS DAYS 2019中にまさかの登壇依頼
2019年2月23日にJAWS DAYS 2019が開催されました。
この日、僕はAlexaチャンピオン岡本さん、およびクラスメソッド社せーのさんのハンズオンの技術サポートスタッフとして朝一から参加してました。
ハンズオンを無事に終え、各社の宣伝ブースをウロウロしていたら、AWS Loftのコーナーがあったので日ごろお世話になりまくっているのでご挨拶にいきました。
行きましたら。
「Loftを活用なさっている方として登壇していただけませんか?」
と、その場で本件のお話がありまして、もともと参加予定だったのもあり引き受けさせて頂きました。
セッション概要が無茶ぶり
Loft枠ってそもそもなんだ?
と思っていたのですが、
AWS Loft Tokyo の達人による、「オレ流 Loft 活用術」
と書かれていて、「達人じゃねーよ。助かるから入り浸ってるだけだよ。」と思ったら・・
AWS Loft Tokyoを抜群に使いこなしている達人をお招きして、活用法を語って頂きます。
抜群に使いこなしている達人ってなんだ!?
ちなみに質問しました。
『会場は何人程度いらっしゃるのでしょうか?』
「300人は来ると思います」
なるほど、、遊びたおす会レベルだけど参加者が本気のガチ勢のAmazonオフィシャル登壇か。
オラぁワクワクしてきたぞ
※ *1
当日、オープニングでAWSジャパン長崎社長から名指しされる
登壇者は一般参加者より早めに入場できたのでオープニングからかなりの前列で座れました。
カッコいい動画が流れて、AWSジャパン長崎社長がオープニングの挨拶でした。
あんな雄大なプレゼンは見たことなかったです。
長崎社長、初めて生でみた!!#AWSStartupDay pic.twitter.com/TogsruuSfp
— show@技術書典6NOID本う78 (@surumegohan) March 27, 2019
今回のイベントが2回目として開催されたこと
開催地が珍しい場所であること
AWSの競合他社ではなくお客様を常に中心に考えていること
等を話されていて聴いていたら、スライドに「特許出願」と表示される一面がありました。
Amazonさんまた何かやったのかー と思ったら僕でした。
「AWS Loft Tokyoを活用して特許出願に至った宮崎さんをお招きしています。本日LTでご登壇なさるのでぜひ聴いてください。」
と、おっしゃられまして、 ふぁーー! ですよ。
特許申請の事例 と明記されてる!
— show@技術書典6NOID本う78 (@surumegohan) 2019年3月27日
というか僕を呼んでくれた!!
長崎社長に名前を呼ばれる日がくるとは思ってなかった
感動している!
#awsstartupday
この上なくありがたい話ですが、同時にこの上なく登壇ハードルを上げられました。
基調講演
概要だけ記載しておきます。
■海外スタートアップ動向
社員1人だけの企業にも拘わらず3万人のカスタマーがいる話
という話でした。
そして最後に
現在の現実というのは素晴らしいアイデアが浮かんだとしても、すぐに製品化することはなかなかできない。そこをAWSで解決している。
というJeff Bezosさんの話の引用で〆でした。
海外の方のプレゼンは大風呂敷なことも多々ありますが、そんなことをまったく感じなかったです。
そろそろ僕もSageMakerを本気で遊びたいです。
■Button Inc.の創業から現在まで
20年ぶりに来日したというMike氏。
マイキーさんと呼ばれるらしい。
自らがスタートアップを経験してきた中で犯してしまった失敗や、名誉の負傷についてのお話。
スタートアップを生み出すにはアイデアが必要なのはもちろんだが、それだけではいけない
チームとしての基盤、文化(カルチャー)を作ることが重要である
大事なことは「おもてなし」である。
「おもてなし」がスタートアップのカンパニーバリューとして重要
— show@技術書典6NOID本う78 (@surumegohan) 2019年3月27日
パートナー、ゲスト、社員候補者、同僚に対して、彼らが何を求めているのかを考える
#awsstartupday
採用については、課題を共に解決していくメンバーを雇用していくこと。
そして、人材開発や雇用担当者を最低1人あらかじめ雇っておくことの重要性を説いてました。
チームがお互いに双方向で、価値について共有しあう組織とすること。
そうやっていくことで、会社が危機に瀕しても乗り越えていくことができるということでした。
聴いていて、本当にスタートアップを生き抜いてきたトップの方なんだと認識しました。
スタートアップの創業時点からの注意とメンバーと共に歩める環境を作っていくことが大事ですね。
最近言われる「心理的安全性」も含まれる気がしました。
■防犯カメラ×行動解析AIで目指すゆたかな社会
スタートアップを立ち上げるのが3回目?のようなことをおっしゃっていた田中氏。
VAAK社では、防犯カメラに映る映像から、人物の行動を分析して行動の危険度をパラメータ表示するシステムを構築したとのこと。
万引きの防止に大変効果的で、かつ、人間そのものではなくあくまで人間の行動から危険度を導くため、プライバシーと安全安心が両立できます。
本システムで万引き犯を逮捕できた件数も7件あり、事故や事件を未然に防ぐ社会を作っていくというビジョンを掲げておられました。
苦労したのは価格面とのこと。
防犯に大きな予算を避けられないことが現実で、それでもサービスを提供する価格設定が大変だったそうです。
とはいえ、このシステムは無人レジ店舗での活用はすぐに実現できそうですし、需要が物凄くありそうな気がしました。
■スタートアップを成長させるプロダクト開発
SanSan株式会社・・?
ごめんなさい、初めて聞きました。。。と思っていたら名刺管理のEightの会社でした。
お世話になっております。。。
名刺を管理するというシステムに対して、5人から初めた話から、1文字でも間違えてはいけない正確さの話
そして、人力でやることも時には必要だったというエピソード。
Eightの名刺管理は人間がやっているという噂は本当でした。
創業して、会社が大きくなっていく各フェーズ毎に
「プロダクトコンセプト」と「足元の課題を解決するソリューション」の2つを進めていったとのこと。
名刺は個人情報なので名前や連絡先を別々に分割してクラウド保存する話や、インドで苦労した話は大変面白かったです。
目の前の課題を解決するシナリオを語ること
— show@技術書典6NOID本う78 (@surumegohan) March 27, 2019
大きな目線が忘れないこと
新しいステップがわからなくなり、意思決定が遅れることがある
エンジニアでもビジネスを考えることが必要
#awsstartupday
アマゾンの成長の源泉「イノベーション」、その手法をハンズオン
午後はこのハンズオンに参加しました。
Amazon社がいかにお客様中心に考えているのか、ということを体験するというグループワークのハンズオンでした。
ペルソナを具体的に想定し、Amazonに限らずECサイトに対する課題を考え、共有し、発表しあう場でした。
僕のチームでは、山奥に住んでいる高齢者がスマホが使えないが、高齢者と若者のAmazon通販をするコミュニティを形成し、利用の仕方を教えた若者にはアマギフが還元されるという仕組みを発表しました。
ともかくペルソナが具体的で、実際にAmazon社で行っている「書き出す」「ブラッシュアップする」という作業を体験させていただきました。
もちろん時間の都合でほんの一部でしたが、とことん自社都合よりも、利用者・お客様のために何が具体的にできるかを常に考えているということが伝わりました。
AWSワークショップ:AWS Amplify ハンズオン
唯一、技術的なセッションはこれだったと思います。
PDFを落としてきて、各自がそれをひたすらこなしていくAmazon社のよくあるハンズオンでした。
などを一気に学べるお得な時間でした。
相変わらず、ガンガン質問させていただきました。
講師の方が3~4名いらしたので、資料の不明点や、今実際に行っていることの意識合わせなどを都度挙手させていただきました。
大変勉強になりました。
Networking Timeという名のLT会
この後にLTが二部構成で行われる予定でした。
17時リハ開始でしたが、演出の方も大変だったようで資料を事前に渡すのか、当日渡すのか問題が発生したりしましたが、結果的には滞りなく進みました。
■登壇者控室で雑談&第一部LT
第一部のLT4名の方々は全員CTOでした。
明日リリース!という方もいれば、開発段階ではあるが環境がすごいという方もいらっしゃいました。
ちなみに、第一部の4名の方のうち1人は実は公開されている名前がタイポっていてレアなのでその写真を自分で撮るという方もいらっしゃいました。
CTOというものはスタートアップを立ち上げる強い意志があってこそなるものである。
とはいえ、社内エンジニア実際自分1人だけの苦労話とか、リアル話も聴くことができました。
そして、LTは急遽、ベンチというか椅子を並べて、その上に靴を脱いで立って登壇するというスタイルでした。
動画撮影する旨は事前に伺ってましたが、テレビ局かよというようなカメラも含めて最大で4台同時に回っていたように見えます。
俺のターン!
第二部の登壇は2人だけでした。
聴講者は結局3~40名くらいでしょうか。
スライドは冒頭にあげてます。
そして動画が流れてました。
LT大会第2部は、オレ流 AWS Loft Tokyo 活用術!
— AWS / アマゾンウェブサービス (@awscloud_jp) March 27, 2019
お一人目は、スマートマキアート 宮崎 翔平 様のLT、「AWSLoftTokyoでシステム構築したら特許出願できた話」です!#AWSStartupDay https://t.co/nS1vEXlIEP
■登壇前に紹介メッセージを聞かれた
「登壇者を紹介してから、登場してもらうので、何か紹介メッセージを教えてください」
と聞かれたので
スマスピやりたくて無職になった人
アドベントカレンダー1人で完走した人
わざわざ戸籍を変えて名字を第一JIS規格にした人
のどれですかねー となって、無難?に無職話を選んでいただきました。
■動画でカットされている箇所
イベント全体を通して、全員が真面目なスライドと登壇だったので、過去に使っていたブラックジャックによろしくの絵で叫ぶプレゼンをやろうと思っていたのですが、長崎社長に名指しされた手前少し真面目に寄せました。
とはいえ、会場がお酒入っていたので、多少笑いを取りにいきました。
「オープニングで長崎社長から、まさかの名指しして頂いたのは僕です。人生で最もハードルを上げられたLTをこれからやります」
というところから話させて頂きました。
NOIDアンバサダーとかも話したんですけどきっと大人の事情でカットされているのでしょう。
AlexaDayもロゴがギリギリ映ってないところがプロのカメラマンさを感じます。
■冒頭部分
AWS Loftを活用なさっている方は数多くいらっしゃるはずなので、他の人では話さないであろうネタを織り交ぜて、いかに抜群に使いこなしているか語りました。
2018年10月2日にAWS Loftを初体験して翌日から通勤定期券
売店のレシートのクレジットカード加盟店表記が変わったことを最初に指摘した人
しれっと技術書典の宣伝
僕の周囲の人が僕がLoftにいることを前提に接してくること
特に、知り合いとは言え明確なアポなしでLoftにやってきて、AlexaとDynamoDBの連携について質問された件は使わせて頂きました。
「いや、僕 Ask an Expertじゃねぇし!!」
と。
レシートとエキスパートじゃねぇし は会場が笑いに包まれたので織り込んで良かったです。
■コア部分は例の特許システムの話
VUI界隈のイベントで出会ったことがある方がほぼいないことを想定していたので、そもそもVUIの説明をしながら音声のレビューやログ分析について話しました。
公開資料なのでNDAもOKな構成を発表できることはこういう時に強みだと思います。
ちなみに今は公開している構成よりさらに進化しています。
出願日から換算して、おそらくAWS Loft Tokyoで構築したシステムで特許出願まで持っていったのは第一号なんじゃないかと話させて頂きました。
この際に会場全体から大きな拍手を頂きました。
本当にありがとうございました。
けれども、これを構築できたのは間違いなくLoftという環境があったからです。
■いかにAWS Loft Tokyoに助けられたか
僕自身がAWSについて本当に素人でしたが、エキスパート(SA:ソリューションアーキテクト)の方々に都度相談して助けてもらった件や、AWS Loftで開催されるイベントがどれだけ重宝したか、話させて頂きました。
また、登壇中に目に留まった塚田さん、松田さんには改めてお名前を含め、お礼をお伝えしました。
※ *2
実際、エキスパートの方々がいらっしゃらなければ、もっと遥かに時間がかかっていただろうし、むしろ、完成しなかったかもしれません。
登壇中でも話させて頂きましたが、エキスパートの方々でも意見が分かれることもあります。
特に本システムにおいてはRedShiftを用いるか否かは意見が分かれ、複数のエキスパートの方々と何度もディスカッションさせて頂きました。
LTという時間の都合上、話しきれませんでしたが、会場がLoftではなかったですがQuickSightのハンズオンに参加したことも非常に大きかったです。
BIツールの構成はPentaho、Kibana、Metabaseなど過去に僕が非常に苦労してきた中で、QuickSightの気軽さ・料金プラン・機械学習対応等は大変ありがたい存在です。
本システムにおいてはフロント部分はほとんどQuickSightだけと言っても良いです。
もちろん、QuickSightの検証もLoftで行いましたし、行っています。
■登壇後にエキスパートの方々のコメント
僕と伊藤様の登壇が終わった後、ファシリテーターの方が急遽、エキスパートの方々1人1人に前に来てもらい、登壇を聞いてみてコメントを求める一幕がありました。
もう本当に嬉しい限りであるということ
Loftはスタートアップとデベロッパーのための場なので、どんどんエキスパートの方々を活用してほしいこと
エキスパートの方々は皆さんに活用されてこそ価値を提供できるということ
などを話されてました。
で、せっかく関係者全員前に集まったので
「記念撮影しましょう!!」
と言ってみたら実現しました。
※
なお、翌日の本日もLoftにいたら、伊藤様がいらしたので写真公開OKを頂きました。
*3
まとめ
スタートアップに焦点をあてた600人規模の公式イベントは中々ないと思います。
まさしく、これから起業する方、VCの方、スタートアップの方向けのイベントでした。
得られるものが他のイベントと明らかに違い、大変濃密でした。
そして、改めて僕がAmazon社のことが好きなのは、誰もマウンティングしたり殿様な態度をとらず、本当にお客様中心で動いている人達だからだと再認識しました。
いくつかの職場、大企業から中小企業、SIer・SES・Web系を渡り歩きましたが、たいてい「俺様」「王様」タイプの人がいます。
Amazon社の方は結構な人数と出会ってきましたが、誰一人としてそのような人をみかけません。
比較的表に出てくる方も、裏方の方も僕の狭い観測範囲ですが全員が「お客様中心」がモットーなんだと感じますし、みなさん楽しそうに見えます。
よくある社訓だけお客様第一な組織ではなくて、本当に企業文化なんだと感じます。優しい世界。
僕自身が、AWS Loftを抜群に使いこなしているかはわかりませんが、しばらくは入り浸りそうなので、引き続きよろしくお願いいたします。
ClovaDeskがやってきたので試してみた
ごきげんよう
本日9時過ぎに、我が家にLINE Clova Deskがやってきました。
開封の儀と、お試しをしたのでブログに書きまーす。
緑の箱で届く
LINE Clova公式サイトからお買い上げしたら、ヤマトさんで緑色の箱で届きました。
箱の表示
うちにはなぜか未開封のEcho Showも転がっているので箱比較。
Clova Deskの方が若干高さはありますが、Echo Showの方がでかいです。
箱の裏にはビデオ通話のファミリーが写っており微笑ましい感じです。
側面にはClovaでできることの例が記載されてます。
開封の儀
Clovaシリーズは箱をスライドさせて開封するのがいつものパターン。
Clova Deskも同様でした。
開けてみるとかなりシンプルです。
実機
Clova Deskの下部に滑りどめ加工のゴム?がついているのは嬉しいところ。
セットアップするとこんな表示がされます。
なお、僕は既に4台のClovaシリーズが設定されているせいか、Clova Deskの新規デバイスがみつからない問題が発生したので、スマホとClova Deskをそれぞれ一旦再起動かけました。
また、話しかけるとユーザーが話しかけた言葉を、どのように文字として認識したのかも都度表示されるのがポイント高いです。
ユーザー側でご認識に気づきやすいのは結構嬉しいところ。
■音楽をかけてみる
「ねぇClova、音楽をかけて」で音楽が流れます。
■COOKPADのスキルを試してみる
COOKPADさんのスキルを試してみました。
これはこちらの設定がよくないのか、スキル側の誘導なのか
「1番目」で、レシピが得られないので
「ねぇ、Clova」で音声入力モードにしてから、話しかけるっぽいです。
■LINEメッセージの送信
LINE社の製品なのでLINEでメッセージを送付できます。
メッセージがきたらそれを音声で読ませることもできます。
■ビデオ通話
LINEで登録している相手とビデオ通話ができます。
「ねぇ、Clova。●●に電話」
で、ビデオ通話ができます。
顔が写ってしまうので動画はあげませんが、相手がスマホでもカメラ許可すれば、Clova Deskとスマホでお互いに顔を表示しながら通話ができました。
作業デスクがこうなった
Echo Show、Clova Desk、ノートPC、デュアルディスプレイをするとこんな状態になります。
Echo Showに比べてClova Deskはコンパクトなので、Echo Showでかすぎる派の人にはClova Deskは良いかもしれません。
まとめ
Echo Showの際と同様に、大きな画面がつくと得られる情報も増えて、良い感じです。
大きさもEcho Showに比べて小さく、やはりLINE系のサービスが使えるのが強いです。
ビデオ通話は、実家と家が別居の場合の家族とかには良いですね。
ClovaDeskの画面に対応したスキルをガンガン作っていきたくなります。
株式会社ISAOさんの「AI音声アシスタント/スマートスピーカービジネス活用セミナー & VUI体験ワークショップ」に参加した話
本日は掲題の通り、以下のイベントに参加しました。
参加目的
主な参加目的は以下でした。
技術的なことは一旦忘れて、VUIのデザイン面について考え直すため
VUIの知見がない方々とワークショップをすることで、VUIのライトユーザー目線を感じたかったため
国内外の事例を知るため
世の中にVUI知見の少なかった時期に、組織的にAlexaスキルを作成した株式会社セゾン情報システムズの話を聴くため
受付からQRコード
株式会社ISAO(以下、ISAOさん)は社内の飲食物のお買い物等をQRコード決済するアプリを活用しています。
今回のイベントも事前に「Mamoru Biz」というスマホアプリをインストールしておく必要がありました。
というわけで、受付時から0円の決済で「参加」となります。
※
僕はブログ枠なので0円でしたが、他の方は何かの方法で参加費を支払ったと思われます。
自己紹介タイム
グループワークでのワークショップがあるため、4人テーブルにいた僕は4人そろったところで自己紹介をしあいました。
僕のテーブルでは僕以外の3名はVUIの知見がほぼない状態で、職種もバラバラでした。
この時点でかなりラッキーです。
自分と異なる境遇の方と組めるのはグループワークの醍醐味です。
株式会社ISAOについて
ISAOさんの会社紹介からイベント開始です。
僕は以前からISAOさんの方々とは面識がありましたがあらためて。
■性格のいい会社 第9位
ISAOさんは社員クチコミサイトのVokersさんの調査レポートで「性格のいい会社 第9位 (対象企業3318社)」となっております。
・性格のいい会社ランキング
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_45
■バリフラット
ISAOさんは
役職、階層、部署、情報格差がゼロ
という組織構造をしています。
社内の座席もフリーアドレスなので、座席自由な感じです。
最近、テレビ放送もあったそうです。
社員の給料や、飲み会の費用とかまで公開してるらしいです。
めっちゃオープンですね。
僕は暗黙知が好きではないですが、ここまでオープンだと清々しい感じでとても良いです。
ちなみに「バリ」は豚骨ラーメンのバリカタのバリらしいです。
音声AIアシスタント国内外最新動向とビジネス活用の可能性
ISAOさんのVUIerというと僕の中では中嶋さんなのですが、中嶋さんの市場動向のお話です。
スマートスピーカーのアメリカ市場のお話として、世帯普及率が41%に達した旨の話があり、海外では自転車や車載など家の外でのVUIの利用シーンが拡大していくとのこと。
また、日本国内の市場としては電通デジタルさんの記事等を引用なさっていました。
そして、企業がスマートスピーカーもしくはVUIを利用していると企業イメージが良くなる傾向にあるようです。
新しいモノを取り入れてるという印象になるのかもしれません。
■音声アシスタント ≠ スマートスピーカー
デバイス類において、最近ではJabraの無線イヤホンや、HiMirror Mini(鏡にAlexa)などもあり、音声アシスタントが必ずしもスマートスピーカーを指すわけではないことを語っておりました。
https://www.himirror.com/ja-JP/product/himirror-mini
個人的にはXperia Ear Duoもですね。
これらにより、家の中ではなく、屋外でのVUIの用途が拡がっていくとのこと。
ただ、日本文化に馴染みやすいかどうかはなんとも言えないところです。
最近はイヤホンで電話してる人を見かけるようになってきましたけど、街中で音声アシスタントを利用している人は出会ったことがないかもです。
また、アメリカではAlexa搭載の自転車、ピアノ、トイレがあったりするらしいです。
トイレは知らなかった。。
■収益化の可能性
日本で音声アシスタントでの収益化は、AlexaがAmazonPayでEC機能なら展開可能です。
※ これは個人では不可で企業のみ対象であり審査があったはず
スキルに対する直接的な課金、いわゆる「スキル内課金」は現在USのAlexaのみとなっています。
とはいえ、日本に来るのを待ってるだけでは仕方がないので、アメリカ向けにスキルを今のうちからリリースして研究しておくことや、日本国内でユーザーのリテンション率を高める方法は模索しておくべきでしょう。
アメリカで有名なスキル内課金のあるスキルとして
「YesSire」「Would You Rather for Family」等が紹介されてました。
はじめてのスキル開発でスキルアワードを獲得するまで
株式会社 セゾン情報システムズ さんのスキルアワードを受賞するまでの話です。
昨年のAlexaスキルアワードの法人部門最優秀賞、および、特別賞のダブル表彰となった
「クイックちゃん」
というスキルについてです。
社内利用目的のスキルであり、一般公開はされていません。
上記サイトを引用すると
クイックちゃん (株式会社 セゾン情報システムズ):社内のマッサージサービスシステム運用のため、視覚障害のあるヘルスキーパーの方がほかのスタッフの助けがなくても業務ができるようにするスキルです。マッサージ中で両手がふさがっていたり、視覚に障害があったりという状況で音声をうまく使い、実際の業務改善に役立てている点などが評価されました。
マッサージを施術する人が視覚障害があるので、音声アシスタントにより業務効率化と自立ができた話です。
社内Slackと連携して、15分間のクイックマッサージを受ける人を予約・通知できるようです。
このスキルの最も素晴らしいところは僕個人の勝手な考えですけども、視覚障害のあるヘルスキーパーの方が自立して業務を遂行できるようになったことだと思います。
今まで誰か他のスタッフがいないと業務ができなかった状態だったのが、音声により運営管理が大幅に削減でき、自立できたのです。
これは、人間の尊厳に関わってくるところですし、人に頼る量・質が減って自分で業務がまわせるようになったということは素晴らしいことだと思います。
■ノウハウがない中でスプリントをまわして開発
当時、セゾン情報システムズさんではVUIの知見がありませんでしたが、有志メンバーを他の業務と兼務で募り、開発に至ったとのこと。
会社が既にスクラム開発には慣れていたこともあり、2週間のスプリントを4回まわすことで開発したようです。
VUIはユーザーが想定外の言葉を話しかけることも多々ありますので、スクラムやアジャイルは切っても切れないでしょう。
その相性が良かったとの話がありました。
ワークショップ
これがイベントのメインであるワークショップです。
VUIはコーディング工程より、企画・設計が極めて重要となります。
そのため、このワークショップではVUIのスキル・アプリの企画・設計をグループワークとして実施します。
■まずはテーマを選ぶ
中嶋さん判断で4、5人ごとのグループでリーダーを決め、まずはスキルのテーマを決めます。
今回は2択で、
子ども・家族向けのスキル
屋外で利用するスキル
のどちらかをテーマにするかをチームで最初に決めます。
僕のチームは後者の屋外利用を選びました。
■個人ブレスト
屋外で音声アシスタントを利用する際に、どのようなスキルが良いかを時間を決めて個人単位でブレストします。
数分間で付箋紙にスキルのアイデアをガンガン書いていきます。
僕は8つ書きました。
■チーム内で共有
自分の付箋紙それぞれをチーム内で共有していきます。
同じようなスキルはまとめていきます。
4人いたので、同じような発想があったり、まったくなかった視点があったりして面白かったです。
■サイレント投票
共有されたチーム内すべてのスキルアイデアの付箋に、1アイデアあたり1人1個だけ、選びたいアイデアにしゃべらずに★マークをつけます。
うちのチームは全員が★をつけたアイデアが2つあり、結果的に
車を運転している際に目的地近くの駐車場を提案してもらうスキル
となりました。
■ハッピーパス
ハッピーパスの説明を中嶋さんからしてもらい、個人単位で駐車場スキルのハッピーパスを作っていきます。
2色の別々の付箋で、Alexaと人間でのやりとりを書いていきます。
■チーム共有
各自のハッピーパスができたら、チーム内で1人ずつ発表しあって共有していきます。
各自のアイデアの良いところを集約して、1つのスキルを作り上げていきます。
僕のチームはVUI設計も初の人たちだったので、人間のセリフがほとんど「はい」になっている方もいましたし、駐車場のお値段を教えてくれるところまで言及した方もいらっしゃいました。
僕は若干チート状態だったので、
「呼び出し名」+「で」+「●●」
とワンショットでも導けるような設計にしました。
オススメ駐車場で安いところ
オススメ駐車場で近いところ
と、駐車場の条件として、目的地に近いけど料金が高い場合、遠いけど安い場合を選択できる設計にしました。
呼び出し名の命名規則とか細かいところは抜きにして
「こんなのできるかわからないのですが・・」
と枕詞をつける方が複数名いらっしゃったので、技術的に可能かどうか、スロットの話などもチーム共有しました。
■他チームのハッピーパスを試す
自分のチームのスキルをAlexa役とし、他チームを人間役として、ハッピーパスが通せるかのやりとりを行いました。
恐らく、これが今回のグループワークの主目的です。
自分たちが設計した通りにユーザーが話しかけてくれないことを体験できるからです。
他チームが動物の鳴き声から動物名を当てて、その後、その動物についての情報が得られるスキルでした。
が
アフリカで「ガオー」と鳴く動物 と言われたら僕は「ライオン」だったのですが、どうも「象」だったらしいです。
パオ―じゃないのか・・・? とか連想させる難しさを体感できました。
■自動応答システムではなくVUIを意識
機械的な「はい」「いいえ」のやりとりではなく、対話をしているような設計を意識することで、自動応答システムではなくVoiceUIとなる旨を最後に中嶋さんが語っておりました。
懇親会
懇親会でカツサンドとドリンクをおいしく頂いていたら、その間にISAOさんのエンジニアが各チームのスキルを実装して懇親会で実機で流して拍手でおしまいでした。
グループワークで企画・設計したスキルがEcho Spot実機で流れたので初体験の方々から おおおおー! という声が聞こえました。
NOIDのハンズオン時と同じような感じでした。
優しい世界。これがいい。とてもいい。
社内見学ツアー
恒例らしく、懇親会後に希望者はISAOさんのオフィス内を見学できました。
フリーアドレス万歳な環境で本当にフラット。
と言いつつも、集中したい人用の半個室スペースが複数あったり、飲食物をQR決済で給与天引きで買えたりなどの取り組みを拝見できました。
このような取り組みは都度行っているようで、半年後にはまた変わっているだろうとのことです。
まとめ
ISAOさんのフラットさ、セゾン情報システムズさんの知見、グループワークで自分以外の視点の方々の考え方等を得ることができました。
エンジニアではない視点でのアイデアは特に刺激になります。
これからVUIをやっていこうかと考えていらっしゃる企業・個人にオススメのイベントです!
もくもくalexaに参加した話
3月15日、以下のイベントに参加しました。
明日3/15(金)18時30から、最新情報アップデート&もくもく会を開催✨今回の会場はAWS Loft Tokyo 17Fになります!(アマゾンジャパン合同会社と同じビルです)。参加登録はこちら⇒https://t.co/mcm9pDfZmn #Alexa #AlexaDevs #もくもくAlexa pic.twitter.com/hkHq6pdDqR
— Alexa Developers JP (@AlexaDevsJP) March 14, 2019
そもそもAWS Loftに入り浸っているので、作業内容がAlexaになる想定でした。
最新情報
登壇者はお馴染みAlexaのエヴァンジェリストである畠中さん。
最新情報が聴けるとのことでしたが、ここ2週間程度で大きな動きはないとのことで、2つの話題を展開していただきました。
■Alexaスキル自動コード生成ツール
Alexaスキル自動コード生成ツールとして、Alexa Skill Code Generatorの紹介がありました。
シアトル方面では結構頻繁に使われているとのこと。
alexa.codegenerator.s3-website-us-east-1.amazonaws.com
デモをやっていただいたのですが、まずAlexa developer consoleでいつもの?コーヒーショップのスキルがあるとして、その以下の「JSONエディター」を選択します。
JSONエディタの画面でJSONをCtrl+C等でコピーします。
このJSONをAlexa Skill Code Generatorの左上のLanguage Model JSONの欄に貼り付けて、GENERATE CODEボタンを押すと、ask-sdk v2でNode.jsのそれっぽいコードが自動生成されます。
このコードをLambda等に貼りつければ、完ぺきではないですがそれなりにできています。
便利すぎる。
■Alexa-Hostedスキルにライブラリモジュールを追加する方法
Alexa-Hostedスキルでコードエディタを使う際に、node_modulesディレクトリがみえなくなり、ライブラリモジュールを追加できないというお悩みの解消法。
package.jsonに直で追加すればOKとのこと。
ただし、うまく読み込めているかどうかを視覚的に確認する方法は現状ではないので、実際に動かして意図したとおりに動作するのか試すしかないそうです。
もくもく時間
ほとんどの時間がもくもく時間に充てられました。
Alexaの担当のAmazon社の方々がいらっしゃって、Alexaのドキュメントにない系の質問を僕はやりとりしたりしてました。
VUI系のもくもく会で、静かにもくもくしているもくもく会って出たことないんですけど、この時もそうでした。
どちらかというと、Alexaの人達の数も多かったので、事実上わいわいに近い気もしました。
ハンバーガーでてきた
食事提供があると想定してなかったのですが、モ●バーガーとポテトと水、お酒などが振舞われました。
ピザは手が汚れる問題があって、AAJUGの際にハンバーガーにしたのでその継承なのかとも考えましたが、今回は食べることができました。
スタッフ陣がたいていの質問にその場で答えてくれる上に、食事も提供されて無料です。
意味がわからないレベルの好待遇です。
英語スキルのWhen In Romeをプレイ
Alexaスキルを使ったアメリカのボードゲーム"When In Rome"プレー中。今日の #もくもくAlexa にも持っていきます! https://t.co/cOpJlOBZPF pic.twitter.com/qYiY8RDejf
— Alexa Developers JP (@AlexaDevsJP) March 15, 2019
音声とボードゲームを連携させている面白いゲームでした。
世界各国の英語が流れてトリビアクイズを行います。
桃鉄のカードのような要素もあって、現在地を移動できたりする呪文がカードに書いてあるので、それをAlexaに話しかけると発動する仕組みです。
他にも、今まで思いつかなかったようなテクニカルな実装もされていて、非常に深い音声ゲームでした。
まとめ
Alexaの最新情報や海外事例、実装テクニックや、中の人と質問しながら実装できる。
非常に素晴らしいイベントなのでご関心ある方は次回の4月12日の参加もぜひ。
スマートスピーカーを遊びたおす会 vol.5をやった話
2019年3月5日、スマートスピーカーを遊びたおす会のVol.5を開催させていただきました。
動画も公開されております。
Twitterのトレンド入りもしていました。
お! #スマートスピーカーを遊びたおす会 トレンド入りしてますね☺️#pixivTECHSALON も気になる!
— ちょまどMadoka@エンジニア兼マンガ家 (@chomado) March 5, 2019
今日は色んなイベントやってるんだね pic.twitter.com/t9Dh4TfDyR
資料はこちらです。
Alexaチャンピオンの伊東さんの資料もconnpassに掲載しました!
— 田中みそ@3/5スマートスピーカーを遊びたおす会vol.5開催! (@miso_develop) March 7, 2019
一通り揃ったと思います!#スマートスピーカーを遊びたおす会 https://t.co/mUeibYHXjd
このイベントの運営について記載します。
ついに一周年
「スマートスピーカーを遊びたおす会」は初回時のみ「Google Homeを遊びたおす会」でした。
当時の僕は絶賛デスマってて参加できずにいたのを覚えています。
そしたら、スマートスピーカーもくもく会で、田中みそさんと2回目以降はAmazon Echoも含めてやることになったので2回目から「スマートスピーカーを遊びたおす会」に改名したわけであります。
そんな1回目が2018年の3月28日。
2回目以降は3か月に1度開催しており、2019年3月を迎えたので一周年となったわけです。
みそさんがかんがえたさいきょうのめんばー
今回は一周年ということもありまして、主催者の田中みそさんが選ぶ最強の登壇者陣に依頼した形です。
ちなみに僕何もしてないです。
みそさんがすごい。
■Google枠
田中洋一郎さん。
Google Home(Actions on Google)系のイベントは少ないですが、開催されると田中洋一郎さんがいらっしゃるイメージが僕にはあります。 もちろん、Google Developers Expertであり、この道のプロです。
とにかく、「スキルではなくアクションです」
■Amazon枠
Alexaチャンピオンの岡本さん、伊東さん。
僕個人もめちゃめちゃお世話になっております。
Amazonの中の人以外で、Alexaチャンピオンは日本人が現状この2名しかいらっしゃいませんが、2名とも快諾いただけました。
伊東さんの鯖を守るために鳥を検出する話は方向性がぶっ飛んでまして、まさしく遊びたおす会っぽかったです。
岡本さんの、まずツイートさせてから、誘い込んで、がっつり技術の話になっていくスタイルはいつもすごいと思います。
他のイベントでも岡本さんはこのスタイルのことがありますが、今回もあの流れはすごかった。
■LINE枠
LINE社の中の人、立花さん。
以前の遊びたおす会でもClovaのライブコーディングを行っていただきました。 他のプラットフォームはコミュニティの人ですが、立花さんはがっつり中の人です。
この日に発表になったClova Deskについても話していただけました。
LINE MUSICが使えることは確定とのこと。
■Microsoft枠
ちょまどさんこと、千代田まどかさん。
そして、かずきさんこと、大田一希さんの2名が同一セッション。
かずきさん、登壇数時間前に登壇することになったようで、ありがたい限りです。
3プラットフォームをJSONの違いを認識して同時に扱う話。
僕もこれは本当にそうなると思っていて、W3Cでもそんな流れがあるとか?
ちょまどさん発表時に「3社オレオレJSONが来まして」という話がありましたが、これは世界的にやはり「一緒が良くね?」と考える人が出てきてまして、例えばW3Cで標準化してみようか、みたいなことが始まりつつあったりします。 https://t.co/d8tgZU4XfG #AoGDevsJa #スマートスピーカーを遊びたおす会
— Yoichiro Tanaka (@yoichiro) March 5, 2019
■スポンサー枠 IIJさん
IIJさんの堂前さんのプレゼン。
過去、めっちゃガッツリしたデータを掲示したり、グラフを掲示したり、電光パネルを造ったり。。。
今回は時間とれなかったけども・・!からのIIJmioの宣伝に笑いを取りながらもっていく芸当がすごかったです。
■スポンサー枠 Forkwellさん
またでたなForkwellの河又さん
当日、集合時に
「肋骨にヒビいってるみたいでして」
とかサラッと・・・
ええええええ!?
でしたけど、それをネタに本当に話すという。。
内容は、継続してアウトプットするのは可視化が大切だというごもっともなお話でした。
登壇者、スポンサー調整
登壇者とスポンサー調整は、100%田中みそさんが今回行ったので、僕何もしてないです。。
遊びたおす会は毎回IIJさんの会場を使わせていただいており、今回もIIJさんの会場利用可能日程を調整し、そこから登壇者に登壇依頼をした流れだと伺ってます。
当日運営
他のイベントでも同様ですが、スタッフ陣は早めに入ります。
今回は18時30分から受付開始なので、18時前に集合してました。
■リモート接続
前日までにZoomを使って、オランダの伊東さんと、関西方面の岡本さんとの3名接続で調整してました。
当日は僕のPCでAlexaチャンピオン2名のリモート登壇予定だったので、僕は接続確認とほとんどリモート調整に徹してました。
本番でハウリングしてしまったのは恐らく僕のPCのマイク調整と、同時配信のブラウザを開いていた2点のせいかと。。
とはいえHDMIを抜いて、差し直したら直った面もあり・・
ともあれ、参加者および動画中でハウってるのはご迷惑おかけいたしました。
あとは登壇者2名が会場側を映してほしいとのことで、PCのカメラが会場に向かうようにしました。
■TweetDeckでツイート監視
TweetDeckを使って、
#スマートスピーカーを遊びたおす会
#ヘルプ
のハッシュタグを常時追いかけてました。
今回は会場ビルの受付箇所に遅刻者をピックアップできる電話番号等が用意できましたが、他のイベントでもこの監視はしています。
ビルの入館が厳しい会場ですと中から、入館証がある人が通さないと入れない場合が多々あるためです。
もちろん、参加者のツイート具合を見たりもしてます。
■懇親会
懇親会は伊東さんへのリモートを継続しながら、質疑を受けたり、顔なじみの人に挨拶したり、ぼっちになってる方に話しかけたりしてました。
■撤収作業
撤収作業は、懇親会の飲食物やWifi設定の紙を処分したり、机を並べ直したりです。
■打ち上げ
いちごミルクを飲む集団。
遊びたおす会は平日の23時近くに全員でいちごミルクを呑んでるような方々で運営されております。#スマートスピーカーを遊びたおす会 https://t.co/EWkQ3LTWly
— 田中みそ@3/5スマートスピーカーを遊びたおす会vol.5開催! (@miso_develop) March 5, 2019
このツイートは嘘ではなくて、本当にいちごミルクを飲む集団です。
ほぼ毎回飲んでます。
ちなみにAAJUG終わった後でも飲みます。
このお店が目黒にも飯田橋にもあるので。
終わってみて
僕が参加し始めた第2、3、4回はどれも運営兼登壇をしてました。
その会場で運営に専念すると、またいつもと違う感じでした。
今回もおよそ150-200人規模の方にいらっしゃっていただけました。
本当にありがとうございます。
懇親会で今回の流れについていろんなご意見をいただきました。
今後反映させていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
AlexaDay2019で登壇することになりました
それは本当に突然のことでした
「ども。おつかれさまです。」
2018年某日。
某チャットツールで話しかけられました。
その主は伊東さん。
Alexaコミュニティ AAJUGの発起人で、Alexa Championです。
当時は直接的な接点がほとんどなかったので!?!?でした。
AlexaDay2019の登壇依頼
もう記事冒頭の画像だけでいいんじゃないかと思いますが、情報解禁されましたので自分のブログにも記載します。
神戸は日本のAlexaの聖地と界隈で言われています。
それは現在の日本人Alexaチャンピオンのお二人の伊東さん、岡本さんが神戸で早くから活動なさっていたからという説が有力です。
※諸説あるらしい
昨年も開催されておりました。
ぶっちゃけ、僕が2018年のAlexaDayを知ったのは開催後でした・・・
改めて当時の登壇者を見てみるとすーごい人たちばっかりですね。。
と思ってたら、2019年のAlexaDaysの登壇依頼でした。
もちろん
「ぜひやらせてください!! ありがとうございます!!」
と返しました。
登壇内容
僕はテクニカル枠なので以下の話について、技術的な話をガッツリします。
裏がまさかの元木さんのVUIデザインの話ですね。。。
結構な時間をもらったのと、何より有料イベントなので単にプロダクトの宣伝みたいな話にするつもりはないです。
それよりは、AWSド素人がゼロからこのシステムを作り上げるまでの設計観点や苦労話、そしてついでに新試験のAWS認定のSAAをこれで取れた話とかも触れられればと考えてます。
マサカリが飛んできそうですが、よろしくお願いいたします。
Super coolなバッジをつけましょう
Alexa Day 2019 に関係するすべてのみなさん、Super cool な バッジがあります!
— Amazon Alexa Japan User Group (@aajugvoice) February 28, 2019
参加もスタッフも登壇者もスポンサーも、当日までこのバッジをつけて、イベントを盛り上げていきましょう!https://t.co/LpWv9vHBXS#alexaday2019
ちなみに、本イベントの参加チケットのお安いアーリーバードは3月6日までなので、ご関心ある方はお早めに。
AAJUG関東Vol.2「Alexaスキル開発ハンズオン 〜APL対応スキルのつくりかた〜」のスタッフをした話
昨日はAAJUG関東支部の第二回が開催されました!
今回の登壇者は、登壇がお仕事の一部になっているクラスメソッド社のせーのさんでした。
登壇者がせーのさんなので、今回の僕はハンズオンスタッフとして参加しました。
で、コートの忘れ物がありましたので、所有者はお名前を添えてご連絡を。
上着の忘れ物です。
— もっちー@技術典う78 NOID本 (@Motchy_1204) March 1, 2019
2枚ほど…お心当たりある方は私にリプかAmazonの方にご連絡ください😭!!!#AAJUG pic.twitter.com/5HZL4eqWsx
Amazonさんに感謝
今回の会場もAmazonさんでしたが、飲食物は当初予定しておらず、本当にご厚意で用意していただけました。
当日のガジェット類もありがとうございます。
また、参加した方1名にAlexa帽子を提供していただけたのもありがたい限りです。
※
僕も欲しかったですが、じゃんけん負けました。。。
やっぱプロすごい
さすがに登壇に慣れているせーのさん。
配布資料もめっちゃわかりやすいし、スライドもすごいキレイでした。
APLのコンポーネント類の概念図はイメージしやすくて、あれは本当にわかりやすい。
今回も事前検証は運営メンバーでやった
せーのさんが事前に作成してくれたハンズオン当日資料は運営メンバーで動作確認をWindowsでもMacでも実施しました。
もちろん当日のシンキングタイムのコードも自力で導き出せるかやってます。
運営メンバーで時間のとれる人が適宜検証、資料を指摘していくのでレビュー状態になります。
その手の仕事を普段している方はコメントする際に観ているポイントが鋭いと毎回感服します。
SIer経験があるの人の方がドキュメントを書く習慣が多いのか、指摘箇所が多くなる気が勝手にしてます。
受付がギリギリだった
今回は受付対応可能メンバーが少なく、かつ、Amazonさんの規定で名前のネックストラップが必要でした。
参加なさった方はわかったかもですが、番号と名前が必ずしも紐づいてなかったので、受付に手間取ってしまう面がありました。
次回以降の改善課題とします。
技術スタッフ対応は比較的スムーズ
今回は資料が非常に素晴らしかったので、技術的に大きく躓く方はほとんどいらっしゃいませんでした。
ただ、オーサリングツールは画面領域を占有してしまうので、そこが躓きポイントとして挙げられました。
逆に本来は宿題になるであろう箇所まで完遂できたので、余裕のある方から、ハンズオンとは直接関係ないAlexaやスマートスピーカーまわりの質問も何件か受けました。
アンケートの集計結果をみていると、Alexaに深く関わっていない方も多く、実際にデバイス類を持っていらっしゃらない方も参加なさってました。
それと、やはりハンズオン時は会場をウロウロしないとダメだと再認識しました。
今回もスタッフ陣が9人もいたので、多少挙手されても対応できるような体制でしたが、挙手しないで戦い続けてしまう人がどうしても発生してしまいます。
丸投げされるとハンズオンの意味がないですが、テキスト内で迷走したとか、そもそもアカウントを作ってないとかは、ある程度想定していたのですが、近づかないと手をあげられない流れがあるようです。
運営スタッフ陣は有志なので中の人ではありません。
それでも、せっかく時間を割いて参加していただいたので、1人で作業なさるよりその場で可能な限りサポートできればと僕個人は考えています。
アンケートに感謝
本日、アンケートを一旦集計し、みなさんの回答を拝見させていただきました。
満足度・理解度ともに全体的に高く、スタッフ陣を労うお言葉もたくさん頂けました。
本当にありがとうございます。
こういうのがあるとイベントやって良かったと改めて感じます。
運営にご関心ある方はご一報を
Amazon社のAlexaエヴァンジェリスト畠中さん、もちろんイベント中もいらっしゃいましたが以下のツイートをなさってくれております。
企業に負けないイベントの運営をやってのけちゃうのね。あらためてコミュニティの力って凄いと感じた日でした。
— Toshimin (@Toshimin8) March 1, 2019
皆さま、お疲れ様でした〜#alexadevs #alexa #aajug
企業のイベントと比較したことは個人的にはないですが、
・スマートスピーカーを遊びたおす会
・VUI LT
・IoT LT
・他社プラットフォームイベント
などの運営経験者がたまたま関東支部では多く、人数もある程度集められるおかげだと思います。
というわけで、運営にご関心ある方はご一報を。
技術面のみではなく、会場設営や受付など、いろんな経験も積めますよー
でも無理しちゃダメですので、各自のできる範囲で。
「馬車馬のように、あと16時間働け」とかはありませんので・・w
最後に
僕のアイコンの著作権はアイコン作者の色鉛筆作家さんにあるので、よからぬところで使わないでくださいね。
がっつり親告するので。