IT業界の光と闇の世界を垣間見るアプリをGoogle版も作って公開された話
こちらのGoogle版も作ってみたというお話です。
リリースするまでの参考サイトとか、ハマった点を記載しておきます。
公開されてます
OK Google、IT業界のひかりやみにつないで
で、Alexa版と同様に動いてくれます。
なんで作ったのよ
Alexa版を作ったら 「Google版も作ってよー」 って依頼がちょこちょこあったので僕もV2いじりたくて作りました。
参考にしたサイト
Googleの公式ページ以外のサイトはこちらです。
■田中みそさんには感謝しかない
プライバシーポリシーのWebページの雛形も快く使用許可してくださいました。
■Firebaseまわり
審査は1回だけ落ちた
Googleさんに審査をお願いしたら1回だけ弾かれました。 ただ、昨晩(ってか今日)のAM1時に申請しましたが、お昼ごろにダメというメールがきて、修正したら3時間もかからないでOKがでました。
場合により数日かかるらしいので運が良かった?
落ちた理由
落ちた理由は英語で概要、日本語で結構詳しく教えてくれます。
1.「IT業界の光闇(ひかりやみ)につないで」
Amazonさんはいけたのですが、Googleさんだとカッコ書きはダメらしい。
カッコ書きでの読み方が入ると起動ができないため、「IT業界の光闇につないで」と変更されることをおすすめいたします。
2.Category incorrect
Googleさんに申請する時に、このアプリのカテゴリは何よってのを選択しないといけないです。 で、正直どれだかよくわからない。
悩んだ末に 「IT業界の話だよね・・・うーん・・・仕事効率化・・なのか?」 ってPRODUCTIVITYを選択したら怒られました。
本アプリの場合は、「Games & fun」が適切かと存じます。
そこなの・・?
はい、これにしたら通りました。
3.ヘルプの呼び出し方
Alexaと同じようにヘルプ用のインテントを作ってましたが 「へるぷ」 でひらがなにしてたら
「ヘルプ」の文言が認識されず、機能されないことが確認されました。
はい。ごめんなさい。 カタカナに修正しました。。。
シミュレータでいけてたんだけど。。
ハマったところ
<speak>タグ
IT業界の光と闇の話は今のところテキストを読み上げてもらうのですが、AlexaだとSSMLの
<break time>タグ
今回のスキルはテキスト読み替えの中で、途中でしゃべるのを 0.X秒 あえて間をとっているところがあります。
例えば0.1秒待機してほしい場合、 Alexaだと 0.1s でいけたのに、Googleさんだと発動しない。 Googleさんは 100ms として記載しないといけなかった。
テキスト読み上げに文字数制限がある?
これは確信がないのですが、もしかしたら一度にテキストの読み上げをさせられる文字数が決まっている気がします。 かつ、それはタグの文字列も含むかもしれない。
深堀しませんでした。。。しておけばよかった。。。
地味にめんどかったところ
うぇーい動いたぜー
申請ポチポチー
ってやってたらプライバシーポリシーのWebページが必須だった。
個人のアプリでどこまでのモノを作るべきなのか悩みましたが、田中みそさんが公開してました。
なので、田中みそさんのご厚意でプライバシーポリシーのWebページのソースを借用させていただきました。
審査通ってもいつ有効になるかわからん
リリースされてもテストバージョンにつながってしまう。
自分のGoogleアカウントに紐づいているGoogleアシスタントはGoogle Homeでもスマホでもテストバージョンにつながってしまう。
なので、リリースが適用されたのかどうかわからない。。
※今回は友人にお願いしました
たぶん何かしらやり方があるんだろう。
最後に
はい、そんなこんなでAlexa版に続いて、Googleアシスタント版もリリースされました。
光と闇を垣間見てください。
|ω・)o0(Twitterとかで光や闇の話をくれてもいいのよ)
【東京】AI音声アシスタント勉強会 【#9】に参加したよっと
先ほど、以下の「【東京】AI音声アシスタント勉強会 【#9】」に参加しました。
非常に濃厚だったので、記事が長くなってしまった。。
募集枠100人に対して、一時期170人くらい申し込んで抽選になり、僕は当選したので参加できました。
Google、Amazon、LINEの三社以外の話なので、個人的に新鮮。
スライドが公開されるかは不明です。
けど、めっちゃ公開してほしい。
今回は本当に公開してほしい。
セッション1(まとめた):ロボスタのご紹介&スマートスピーカーについて
「ロボスタ」ってなんなのよ。
って話から。
まぁここなのですが。
技適の通ってないスマートスピーカーも(なぜか)ありますが電源入れてはいけません!
「いろんなスマートスピーカーあるよね。カオスマップってのにまとめてるよ。」
って話があった。
たぶんこれのことだろう。
robotstart.info
「スマートスピーカー」と「音声アシスタント」は何が違うのかと。
スマートスピーカーは「Google Home」なり「Amazon Echo」なりのハードウェアを指す言葉。
音声アシスタントは「Googleアシスタント」なり「Alexa」なりのソフトウェアを指す言葉。
そして僕が個人的に思うところがあった話題は
Alexaのスキルを有効化しても2週間継続利用してる人は3%しかいないらしい。
米国の事例
米国はスマートスピーカーを日本よりも早く導入しているわけですが、どんな事例があるのかと。どんな市場なのかと。そういうお話。
米国だとホームオートメーション機器(家電操作のことだろう)を住宅に持ってるよって導入率は10%くらい。
けど、スマートスピーカーを実際に導入した人のうちの半数は、スマートスピーカーと連携・操作できる家電を新しく購入する傾向にあるらしい。
これは他の勉強会でもそんな話が以前あって、
「VUIは新しいモノというより、既存のモノを便利に使うようにシフトする。」
ってのが、まさしくその通りだなぁと思った次第です。
このまま導入が進んでいくと、米国では2022年には400億ドル規模で音声でのショッピングが広まるらしい。
んー。Amazonっぽい。
音声以外のデバイスの話
Echo Spotとかディスプレイがついている「スマートディスプレイ」の場合、ニュース、天気はそれぞれ対応した画像(動画も?)表示されるとのこと。ちなみにスパ●ダーマンがでてくるスキルもあるとか。
Echo Buttonの紹介もあった。
早押しクイズのボタンな感じ。光る。
参考記事:
jp.techcrunch.com
あとは
音声+カメラ
音声+プリンタ
音声+ヘッドホン
などなどの組み合わせがどんどんでてきてる。
それと、ちらっとSONYのXperia Ear Duoの紹介
参考サイト:
www.sonymobile.co.jp
Google、Amazonのスマートスピーカーの便利機能とかの話
当初のスマートスピーカーはウェイクワード(アプリケーションを起動する言葉)をいちいち言わないといけなかった。
けど、最近では最初の1回だけ呼べば、あとは連続して会話できるようになってきた。
この流れは各社同じで めんどくさくなくなった ←これ重要
あとは
メモ機能とか。
位置情報を元にして、ロケーションベースのリマインダ機能(現在地とかの一で話しかけてくれるらしい)
スマートスピーカーには命令口調で話しかけてしまうため、子供に丁寧に話しかけさせるPretty Please
とかの話。
※日本以外での話です
課金システムどうなってるのか。
対象が何かは聞けなかったのですが、定期購読、単体販売、Amazon Payでの決済が米国では解放済み。
けど、ゲームのスキルでドラ●エみたいに「やくそう」を買うとかは禁止らしい。
それだと、ゲーム系のスキルは開発者がいなくなっちゃうので、ゲームとかトリビア系の一部カテゴリでの人気スキルを開発すると開発者支援という名目でお金がもらえるらしいです。
■LINE
Clovaは童話を流してくれるし、Clova WAVEだと赤外線での家電リモコン操作機能が搭載されている
※
ちなみに僕が秋葉原で某お店の店員さんに、
「WAVEとfriendsで何が違うんです?」
って聞いた時に赤外線リモコンの話を教えてくれなかったぞ!ぐぬぬぬ・・・
あとLINEさんはディスプレイがついてるLINE FACEの発表をしたけど、いまだに動きが見えないという嘆きがありました。
参考サイト:
www.gizmodo.jp
■その他
AISonarという業務専用スマートスピーカーがあるらしい。
ビジネスで使いたいのに天気とかしゃべらせたくないかららしい。なるほど。
参考サイト:
www.tis.co.jp
セッション2:スマートスピーカー居酒屋での実証実験について(Alexa居酒屋)
ヘッドウォータース社が某居酒屋にAmazon Echo Dotを設置して、Alexa居酒屋を実証実験としてやってます。そこであったいろんな話を公開してくれました。
ヘッドウォータース社はこちらのリンク:
株式会社ヘッドウォータース
開発の流れ
居酒屋にロボットを置きたい
→ ありきたりで二番煎じはつまらない
→ スマートスピーカーでやってみよう なぜなら面白そうだからだ
→ ビールだけ注文できても意味がない
→ かといって全メニューは搭載できない
→ よし、店員さんを呼ぶ機能にして対応だ
という流れらしい。
で、バズってしまって取材が12社くるわ、Webページのアクセスが跳ね上がるわしてたら、Amazonから「日本でビジネス用途に使ったらダメです」とお叱りを受けてしまったらしい。
一番驚いたのが開発工数が5人日だったらしいこと。
とにかくまずは動くモノを優先させた。
なので、音声認識の精度を高めるよりは、とにかく素早く作っちゃって試す!
なお、ホリエモンに
『スマホでいいだろ』
と言われたらしいけど
「んなことわかってるわwww けども、タブレットやスマホだとメニューがドリルダウンになるから、一発で呼べない!」
とのこと。でもって
「メニューのオススメのレコメンド(推薦)を音声で流すことで店員さんから言われたようにしたかった」
なるほどなー。
ちなみに、実装はPOSと連携するの時間かかるから、チャットワークで文字に変換するフェーズを挟んでやっているらしい。
セッション3:ドコモのAIエージェントについて
これがメインセッションなような気もする。
ドコモではいろいろと「しゃべる」取り組みをしてきたわけです。
その代表例が「しゃべってコンシェル」
が、その子は今回でお役御免になり、今後はmy daiz(マイデイズ)になる
まさかの本日、公になった話だった
www.itmedia.co.jp
project SEBASTIEN(セバスチャン)
そしてAIシステムの基盤として
project SEBASTIEN(セバスチャン)
とやらがスタート!
多目的対話エンジンらしいですよ。
こだわっているのは、しゃべる声が50を超える種類から選べること!
そして、いろんな各社と連携する(既にしている)とのことです。
「AI Geeks」という団体をつくりました
ドコモさんがAIギークスという団体を作りました。
音声認識に限らなさそうだけども、デバイスそのもの、アルゴリズム、プログラミング、ビジネスアイデアなどなど・・
そこらへんの一部分はあるけど、全部そろえて形にするのは難しいので、もうみんなで協力しましょうよ。
という団体らしい。
ここでソリューションのテンプレートさえあれば、ユーザはコンテンツをちょっといじるだけで自分で好きなアプリ・サービスが作れるでしょと。
で、この団体ではアイデア募集、どんどん連絡してきて! とのことです
ここに何かしらもっていくと、
ドコモさんがお金をくれて、かつ、ドコモさんがカタログに載せてくれて、かつ、ドコモさんが法人営業までしてくれる!!
もちろん、開発・保守は自分たちでやってねというスタンスではあるけれど、これはなかなか面白い取り組みだと思います。
興味ある方はドコモさんに凸っていきましょう。
僕も行こう。
セッション4:なんかクマがでてきた
なんかクマがでてきた。
彼?の名前は「くまーぬ君」です。
両手足にセンサーがついてて、長崎の某ホテルにいらっしゃるそうです。
話しかけるといろいろしてくれる。
そして、謎スマスピも登場。
HDMIとマウスがつなげるので、画像投影&操作ができる。
もはや、スピーカーではないのではなかろうか。
もうマイクついてる小型PCでしょ。ラズパイでしょ。
と思ってたらラズパイもいた。
告知
はい。
そして、どうやらproject SEBASTIEN(セバスチャン)のハンズオンをやるそうです。
ロボスタハッカソン
6月23日、24日予定らしいですよ。
所感
なんかもう、すごい濃度が濃かった時間でした。
米国の流れから、スマートスピーカー界隈の話から、ドコモさんの取り組みから、クマがでる。
世の中でいろんな人がいろんなことをやってるんだなというのを再認識しました。
Google、Amazon、LINEが注目されがちだったけど、その三社だけではなくて、いろんな企業や団体が動いている。
VUI来てますね。
ドコモさんの「共創」の取り組みはとても良いと思いますので参加していきたいところ。
アイデアもっていこう。
最後に
しれっと置いてあったけど、なんの説明もなかったこの子はなんなんだろう。
IT業界の光と闇の世界を垣間見るAlexaスキルを作って公開された話
Alexaスキルの2つ目が先ほど公開されました。
|\○ヒャッ ε=\_○ノ ホーウ!!
このスキルではIT業界の光と闇の世界を垣間見ることができます。
ってかこれ、スキルの内容的に審査通ってよかったのか疑問だけど、AmazonさんがOKならOKなんだろう。
Amazonのスキルで検索するときに「IT業界」と入れると今のところ、このスキルだけ検索にひっかかるらしい。
審査は1回だけ落ちて、2回目で通りました。
これは意図があったので、1回目は落ちるべくして落ちました。その内容はこの記事の中にも書いておきます。
Amazonのスキルストアにある説明文
■呼び出し名
「IT業界の光闇」(あいてぃぎょうかいのひかりやみ)
■説明
「アレクサ、IT業界の光闇(ひかりやみ)を開いて」と話しかけたら、スキルの説明が始まります。
その後に、
「光」や「光の話」と話しかけたら、IT業界の良い話を返します。
「闇」や「闇の話」と話しかけたら、IT業界のよろしくない話を返します。
「ヘルプ」と話しかけたら、ヘルプになり、スキルの説明を返します。
「ストップ」と話しかけたら、スキルを終了します。
「光」「闇」「ヘルプ」のどれかを話しかけ、返答が終わったら、再度、「光」「闇」「ヘルプ」「ストップ」とそれぞれ話しかけた動作を実行します。
■このスキルの内容と利用について
良い話、よろしくない話をAlexaが話しかけてくれますが、「あるある話」や勝手な主観が混じっております。
あくまでジョークのスキルだとご理解ください。
なんでこんなの作ってんだよ
以前は、大阪弁で相槌を返すスキルを作って公開されました。
で、その時は、ユーザが「ストップ」や「ヘルプ」以外の言葉を話しかけた時はなんでも相槌を返すようにしてました。
今回は、スキルの作成および公開で試したいこともあって、それをやってみた次第です。
Intentを識別する言葉の数が少ないと怒られるか
今回は「光の話」か「闇の話」どちらかをユーザが選ぶのですが、あえてそれぞれのIntentを「光」「光の話」という2つだけで1回目の審査に送りました。
案の定、少なすぎるという理由で審査が通らなかったのですが、Amazonさんから「例えばこうしてください」という具体的な例が4種類も返ってきたので、それに乗っかりつつもプラスして、結局12個ずつ作ってます。
つなぎ語に「と」が使えるか
Amazonのカスタムスキルは呼び出し名に「つなぎ語」が使えません。
前回の大阪弁相槌は当初「大阪弁で相槌」という呼び出し名だったため、「で」が使えなかったのです。 規約にもそれはちゃんと書いてある。
他にも 「を」 「を使って」 などは現在のところ使用不可らしいです。
これはおそらく、Amazonがもともと英語対応をしていて、日本語は後発のため、日本語の助詞の解析が困難だからではなかろうかと勝手に推察しています。
で、今回の「と」は英語だと「and」もしくは「or」にカテゴライズされそうですが、「と」は使用禁止例に記載がなかったので、使えるのかなと。
そのため当初は「IT業界の光と闇」という呼び出し名でしたが、「と」が理由でダメでした。
じゃあ「IT業界の光や闇」で「や」ならいけるのか?とも思いましたが、ダメそうな予感がしたのでやめときました。
利用規約のリンク
Alexaのスキルを公開するための画面でプライバシーポリシーや利用規約の記載があるURLを入力することができます。
大阪弁相槌の頃はスルーしたのですが、今回ためしに僕のgitなハブにmdファイルを設置して、そこへのリンクを利用規約の欄に記載してスキル審査をお願いしました。
結果的にそれはどうやらOKらしいです。
これはつまり、利用規約などのURLへのリンクはAmazonのスキルストアに記載されていて、そこから画面遷移できるけども、画面遷移先は自由に変更できるのではなかろうか。と考えています。
いちお、今回のリンク先にスキルの説明や利用規約っぽいことは記載しておきましたが、スキル公開されたら、リンク先をAmazonさんがいちいちチェックしていなければ、なんでもできちゃうんじゃね??
と思っていて、ある意味危険だなぁと感じた次第です。
呼び出し方の説明にふりがなをカッコで入れられるのか
今回は上記画像の通り
「アレクサ、IT業界の光闇(ひかりやみ)を開いて」
と、カッコでふりがなを振ってます。
これって審査通るのかなぁと思いましたがOKでした。
Amazonのページのスキルの詳細欄に
呼び出し名: あいてぃ業界のひかりやみ
と記載されていて、これで僕は申請したので、ここはそのまま反映されるらしい。
なるほどなー。
ちなみに なんで素直に「IT業界」って呼び出し名に書かなかったかというと、呼び出し名の最初の1文字目に大文字のアルファベットが指定できなかったから。
そして「it業界」だと「いっと業界」になりかねないと判断して、「あいてぃ業界」にしました。
どうでもいいような、こだわるべきなようなところ
今回、ユーザは「IT業界の光闇を【開いて】」と話しかけると、IT業界の光と闇の世界を垣間見ることができるのですが、別に「<呼び出し名>をスタート」とかでも良いわけです。
で、スキルストアにこれはスキルの起動方法として記載されるのですが、今回のスキルの性質上、「光と闇の世界を開いてもらったら面白いかもしれない」みたいなことを感じたので、【開いて】のみを呼び出し例として申請しました。
闇が深い
実は光の話より、闇の話の方が数が多いです。。。 IT業界の闇は深い。
あと、いちお、利用規約ページにも記載したのですが
「自分はこんな闇に遭遇した」
「こんな光の話があるよ」
とかあれば、Twitterにでも連絡をいただけると、もしかしたら、僕が気が向いたときに、もしかしたら、時間があったら、もしかしたら、追加するかもしれません。
もしかしたらです。
確約はもちろんしません。
大事なことなので何度も言いました。
けど、なんかネタがあるなら、もらえたら面白そうではある。
最後に
IT業界に光あれ
【参加報告】Alexaスキルを作ろう!開発ハンズオン#2 at 株式会社クレスコ
掲題の通り、以下の勉強会に本日参加しました。
概要
形式は最初、株式会社SmartHacksの山本さんからスマートスピーカーの市場などのお話。
その後に、NISHIZONOさんのQiita記事をもとにハンズオン。
参加者は全員で20人ちょいくらい。
懇親会は9人で軽めに。
ハンズオン内容
基本的な流れはNISHIZONOさんの以下のQiita記事を説明しつつ進行。
Qiita記事のスライドは3月時点の内容なので本日と画面が違う箇所は随時補足という感じでした。
参加者全員が豆知識スキルのひな型までは作れたのではなかろうかと思います。
途中でわからなくなった方、おいていかれた方は随時、NISHIZONOさん、山本さん、Iさん(スマートスピーカーの神童)がサポート対応していらしたので、参加者全体が目標であったスキル作成までいけたと思われます。
お三方さすがです!
ちょっとしたゲーム
勉強会そのものが終わったあとにAIQueでのゲームが始まりました。
勝者にGoogle Home Miniが付与されました。
おめでとうございます!
AIQueについてはこちら。
smarthacks.jp
懇親会
懇親会はスマートスピーカー触りたての方が多く、「こういう分野で利用できるのではないか」という話が多くあり、本日の勉強会でスキル作成してみて、アイデアが浮かんだ方が多かったように思います。
所感
「スマートスピーカーに興味はあるけど、まだよくわからない。」 という方が今回の勉強会で実際にスキルを作れるようになって、アイデアを考えるようになったのはとても素敵なことだと思います。
そしてハンズオンにも使える資料を公開しているNISHIZONOさん流石です。
僕も改めてアイデアがいくつか浮かんだので、作っちゃおう。
Alexaスキル「大阪弁相槌」が公開されました
よーーーやくAlexaスキル一発目が公開されました!
どんなスキル?
大阪生まれ、大阪育ち、大阪居住中の大阪弁ネイティブの友人のご協力を得て、ユーザが話しかけると大阪弁で相槌を返すだけのスキルを作りました。
作った経緯
4月のAlexaのTシャツが欲しくて、4月末に半ば突貫工事で今回のスキルを作りました。
作りたいスキルがいろいろあって、設計はもうできてるんですが、とりあえず1つ動くものを公開したく作りました。
当初、「もうかりまっか」と話しかけると「ぼちぼちでんな」と返すだけのスキルをサクッと作ろうとしたら、Google HomeもAmazon echoもデフォルトでその返答をする仕組みになっていて、だったらもうちょい掘り下げるかと。
Amazonの女神から何度もダメだと告げられた
スキルが不合格になると3つくらいダメな理由をAmazonの女神からメールで告げられるのですが、何度か告げられました。
技術的によろしくないのは仕方がないとして、以下は (´・ω・`) ショボーン ってなりました。
スキル名を「大阪弁で相槌」にすると【で】が使えない
説明文の「」をつける位置を変えてほしい
呼び出し方
「止めて」が「とめて」と「やめて」で重なってる
けれども、それらも学べたので一発目としてはいい収穫になりました。
あとはゴールデンウィーク期間は審査されなかった(5/1は審査された)ので、今日あたりはAmazonさんがスキル審査しまくってるんだと思います。
得られたこと
上記のノウハウ?もありますが、ひとまず一発通るモノができると後はそれ元に拡張していけばある程度はいけるので、そこが一番大きいかなと。
そしてやはり「世の中に自作したモノがでた」というところがやはり嬉しいです。
聞くところによると、言葉・セリフ系のスキルは酷評される傾向らしいですが、それも公開しないと得られないモノなので、それはそれで良いかなと。
はい、次を創ろう
退職して無職になりました
4月末で会社を辞めて、無職になりました。
各方面でお世話になった方々、ありがとうございました。
せっかくなので5月1日0時0分に無職になった旨をツイートしたら55いいねがつきました。
無職になったなう
— show (@surumegohan) 2018年4月30日
あ、これ、0時0分にツイートすると自分のタイムラインでは4月30日になってるけど、このツイートだけ選択すると5月1日扱いになってますね。
境界値の判断ロジックがどうなってるのでしょうか。試験したい。
この会社で得られたこと
今回の会社で得られたことはかなりあります。 ありすぎて困るのですが、ひとまず5つ。
1.Web業界でのBtoCビジネスでの働き方
SIerとWeb業界はまったく違うという話は聞いてはいましたが、本当にその通りでした。
もちろん世の中には会社がたくさんあるので、一概には言えませんが、僕の場合は本当に真逆でした。
大手SIerでBtoBでのビジネススタイルだと、半年程度から年単位で1つの大きなシステムを作ることになりがちでした。
逆に今回のようなWeb業界でBtoCだと いかに早く世の中に出すか が大きな意味をもっていました。
この違いを体験できたのは本当に大きいと思います。
2.データベースエンジニアとしての各種RDBの経験
MySQLを中心にRDBの経験が積めたのはとても良かったです。
他にもPostgreSQLでのバックアップ&リストア・リカバリの仕組みを見直したり、Oracle DBでのお金で殴らない方法などなど
存在すら知らなかったツールを試したり、試行錯誤させてくれたのはありがたかったです。
合わせて、AWS関係も実務で経験できました。
3.QAエンジニアとしての経験
データベースエンジニアとして入社して、QAエンジニアに転向することになりましたが、やってみたらとても良かった。かなり自分に向いてると思えました。
これはSIer時代にミッションクリティカルなシステムに関わる機会が大変多かったため、システムに対する品質意識が自然についていたんだなということが明らかになりました。
レビュー段階での課題点の指摘、各種試験工程での観点、非機能要件の試験などなどの経験が非常に活きました。
これは、異なる分野に転向しても経験って活きるんだなという自信にもつながりました。
先に記載した、システム開発にかける時間がまったく異なる企業文化の中で、どんな試験を、いかに効率よくやるかということを体験できたのはQAエンジニアとして大きいと思います。
その中で、そもそも不具合を作りこむ前にレビューで指摘して早めにつぶすという1つの解が得られました。
工程が早い段階で不具合をつぶすのは当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、経験値が少ないとそもそも不具合を設計時に気づけないので、そこを重視していく場合は、アーキテクチャ全体を見ながら考えるという視点が得られたのがとても大きいです。
一旦システムを納めたら はい、おしまい の世界ではなく、常にアップデートし続けるスタイルだったので、それも踏まえた上での課題点について常に考えることができたのは僕のいたSIerでは積めない経験になりました。
4.試験の自動化
主にSelenium、Appiumを使った試験の自動化をゴリゴリやりました。何万行書いたかな・・?
自動化は手探りな面も多く、自動化のコードのメンテナンス負担をどれだけ減らせるかという課題にひたすら向かい合えました。
自動化したコードはJenkinsやSlack等との連携もいろいろと試させてもらえたので技術的にはとても楽しかったです。
画像処理が絡む自動試験はOpenCVを使ってみたり、Android Studioでdllファイルを動かしたり、いろいろ試させてもらえました。
また、Selenium、Appiumは情報の更新がとても早いので、公式サイトはもちろん、Stack Overflowなどの英語サイトを毎日みてました。
むしろ日本語で調べたのはほとんどなかったので、ひとまず世の中の英語ドキュメントを仕事に活かせるという実体験が改めてできたのは自分でも大きかったです。
5.サービス提案しまくれた
僕はサービス志向なので、普段生活していたりすると
「これ、もっとこうしたら便利なのでは?」とか
「なんでこれ、こんなロジックなんだ?」とか
「AとBを組み合わせると新しいサービスができるかも」とか
もう、とにかくアイデアがでてきちゃう人なのですが、それらをまとめておいて、サービス企画を本職としている人に随時提案・相談できる環境がとても良かったです。
ビジネスにつながるかは別の話なのですが、大学の研究室時代の「百三(ひゃくみ)」という考え方のもと、 100個アイデアをだして、3個はいいものがでてくる を、実行し続けられたのは、とても楽しかったし、サービス企画本職の人が相手をしてくれる環境が良かった。
今後どうする
データベースエンジニア、QAエンジニア どちらも僕のキャリアではとても大きいものになりました。
今後もこれらの方向に進むのも考えてますが、現状ではスマートスピーカー(AIスピーカー)にドハマりしてるので、スマートスピーカーやIoT関連の仕事もしたいと考えています。
というのも、僕はもともと大学・大学院でセンサネットワークとかユビキタスとかを研究してきた人なので、現状のIoTまわりの流れはすごく興味深いです。
ともあれ、僕が働く1番の理由は学生時代から一貫して「ITで世の中をハッピーにしたい」なので、一般人の方々が「便利になった」「楽しくなった」と感じるような世の中を創ることができる道を進みます。
【スタッフ参加報告】VUI LT! IoTLTスピンオフ企画 at LINEの運営裏側
昨日(日付としては今日)に「VUI LT! IoTLTスピンオフ企画 at LINE」の参加ブログを書きましたが、スタッフ参加していたのでスタッフとして何をしたのよってのを記しておきます。 個人的にあんまり運営側のブログってみたことないし。
昨日の参加記事はこちら。
スタッフってなにすんのよ
個人的な経験だと勉強会関連のスタッフ(運営)がやることはだいたいこのあたり
・会場選び
・スポンサーさんや会場提供者と打ち合わせ
・Webページ作成&告知
・受付
・参加者誘導
・看板とか案内板の作成、設置
・会場設営、撤収作業
・入館証とかセキュティまわり
・プロジェクタ準備
・懇親会があればセッティング、ゴミの片づけ
・本番で運営役として挨拶とか
・LTがあるとタイムキーパー
・LTで時間になったら銅鑼を鳴らす
これくらいかな?
今回なにしてたのよ
僕はノリと勢いでスタッフをやらせてもらったので、 SmartHacks社の山本さんおよびLINE社の立花さん等の指揮のもと以下のことをやってました。
・参加者誘導 ※当日不要になった
・案内板の作成、設置
・会場設営、懇親会の片づけ、撤収作業
・タイムキーパー ※当日いきなりやることになった
・入館証とかセキュティまわり
今回やったことをそれぞれ具体的に
案内板の作成、設置
会場案内用の看板なり、誘導用の矢印なり、そこらへんは株式会社SmartHacksの山本さんが会場提供のスポンサーのLINE社と事前に打ち合わせしておいたっぽくて紙はすでに山本さんが用意なさってました。
なので、それを立て看板に貼り付けて、指定の場所に設置しました。
会場はこちらですとか、トイレはこちらですとか。
意外と今回の看板は物理的重要が重かった・・w
あとはあのビルの入口の受付用の机と椅子の設置をしました。
会場設営、懇親会の片づけ、撤収作業
■会場の設営
会場は僕らの参加イベントの前に使用している別のイベントがあって、それが終わるのを待ってる間に、先の看板系の作業をしてました。
先にやっていたイベントが終わったら、会場設営開始。
LINE社の会場、ひろーーーいと思ったんですけど、あれ実は動くパーティションで区切られていて、他の会場でもやったことあるんですけど、壁となるパーティションのロックを外すと動かせる仕組み。
なので、LINE社の方に壁パーティションのロックを外してもらってから、会場を広くするために壁パーティションの位置をみんなでスライド移動させました。
会場のスペースが確保できたら、机、椅子の配置が始まります。
机と椅子をとにかく並べまくる。
今回、参加者枠が180人あり、それプラス関係者とかを加算すると約200人となります。
ともかくみんなで机と椅子をセッティングして、なるべくキレイに並べる。
■懇親会の片づけ
今回は懇親会会場が同じ広い会議室でした。
ともかく発表が全員終わったら、懇親会参加者全員で机と椅子を会場の前方に移動して、後方のスペースをあけて、そこで懇親会実施。
懇親会が一通り終わったら、いよいよ撤収作業です。
残った食事や飲み残しの飲料の処分。その後、ゴミを分別してゴミ袋に捨てる。
■撤収作業
僕はWifiの設定情報が壁に貼ってあったままだったのを気づいたので、LINEさんに今回だけのWifiの設定であることを確認して、設定情報の紙をはがしてテープと紙を分別してゴミ袋へ。
そしたら、会場の前方によせていた机と椅子を元にもどす。
会場の机の列数が決まっていたのでそれに合わせて、机の間の歩行用スペースをあけるように並べていく。
ひとまず1列つくってから、それに合わせる方式を今回提案したら、それでGOになりました。
その後は微調整してキレイに並べる。
あとはあまったお菓子とか飲み物とかをもらう。
ハッピーターンを2袋もらいましたw
入館証とかセキュティまわり
今回の会場は参加者が入館証のカードを受付で付与、退去時に必ず返却という条件がありました。
入館証はそれぞれ個別のナンバーがついているので、スタッフみんなでソートして10枚ごとにまとめる。
ええ、はい、200人分です。
途中で1枚ないんじゃないか騒ぎがあったけど、無事に全部そろってた。
タイムキーパー
本来、僕は受付から会場のエレベータ誘導係の予定だったけど、看板ができたので不要になりました。そしたら「LTだからタイムキーパーが必要だよね」ってなって、急遽それをやることに。
タイムキーパーの準備を何もしてなかったので、ぐぐってそれっぽいツールを使いました。
今回のLTでつかったタイムキーパーのツール(サイト)はこちら
スマートスピーカーの勉強会なんだから、スマートスピーカーで5分計ろうよって話もあったんだけど、それだと発表者が残り時間がわからんという問題が発生したので上記ツールを僕のPCで使って、音量MAXにして登壇者に見えるように最前列にいたわけです。
一般参加者からすると、その場で登壇者が「クローバ、5分のタイマーをセットして」と言ってスタートしていましたが、実は僕は残り時間をこっそり表示していた次第です。
本当は1分前とかに音を鳴らしたりしたかったんだけどねぇ・・
ベルを持ち歩くしか対策がないのだろうか。
ちなみに、会場のWifiが混雑してタイムキーパーできなくなるのは避けたかったので、自分のスマホでテザリングしてました。
撤収終わった後
全部の撤収作業が終わって、お疲れ様ーとなったのが23時15分くらい。
そしたら登壇者数名が近くで飲んでるということで、顔出しな感じで参加して、終電1本前にギリギリ乗って帰宅。
反省点
●電源タップ(延長コード)
ご自由にご利用くださいになってたんだけど、あれは事前に会場に張り巡らせておくべきだったなぁ。
●会場設営前の会場風景の写真撮影
これ以前、遭遇してたんだけど、やるの忘れてた・・・
これをやっておくと、会場の机とか椅子とかを元に戻すとき、最初のレイアウトはどんなのだったっけ?ってのが確認できる。
総括
イベントスタッフがキレイに設置、キレイに撤収をしないと、スポンサー様から出禁になる場合があったりなかったりするので、それは本当に気をつけた。 机や椅子の配置はもちろんだけど、特にセキュティカードとかWifiの設定を残しちゃうとか、そこらへん。
200人規模のイベントスタッフってなかなかできないので、参加してとてもいい経験になった。
当初5~7人くらいでまわしてたんだけど、いろいろあって数名途中で離脱したり、一方で、「自分も撤収手伝います!」な人もいたり。
なんだかんだ終わってみると楽しかった。
念のため、明記しておきますが、少なくとも今回は無償ボランティアです。
というか、たいていボランティアなんじゃないかな。
ただ、お金じゃないものをたくさん得られます。
スタッフやったからこそ気づけることもあるし、やってよかったなぁ。
勉強会のスタッフをやったことない方は、文化祭なノリで一度やってみてもいいと思います。
どうしたらスタッフになれるの?って方は、自分でイベントを開催してもいいし、スマートスピーカー関連ならSmartHacks社に一言連絡してみるのもありかも。